このページでは、OpenTelemetry Collector を紹介し、Splunk AppDynamics での使用方法について説明します。

OpenTelemetry Collector は、テレメトリデータを受信、処理、およびエクスポートするベンダーに依存しないデータ収集パイプラインです。アプリケーションからテレメトリデータを収集してバックエンドにエクスポートすることにより、サービスパイプラインとして機能します。分散トレースを収集して Cisco Cloud Observability バックエンドに送信するために使用できます。 

OpenTelemetry Collector は、再試行、認証、バッチ処理、暗号化、機密データのフィルタリングなどのデータ転送および処理タスクを実行できるため、インストゥルメンテーション ライブラリは、バックエンドと直接通信するのではなく、OpenTelemetry Collector と通信できます。これにより、インストゥルメンテーション ライブラリはデータを迅速にオフロードし、実行中のアプリケーションの負担を軽減できます。

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OpenTelemetry Collector のコンポーネント

OpenTelemetry Collector は拡張可能で、高度な設定が可能です。カスタマイズされた OpenTelemetry Collector は、次のコンポーネントの組み合わせを使用して構築できます。

  • レシーバ：OpenTelemetry™ ソース（トレーサや SDK など）からデータを受信します。
  • プロセッサ：レシーバからデータを取得して処理します。
  • エクスポータ：プロセッサからデータを取得し、1 つ以上のバックエンドに送信します。
  • 拡張機能：テレメトリデータの処理を伴わないタスク（正常性チェックや認証など）に使用されます。

これらのコンポーネントはオープンソースコミュニティによって提供され、ユーザーが作成することもできます。OpenTelemetry Collector コンポーネントの詳細については、「Configuration」を参照してください。

Splunk AppDynamics での OpenTelemetry Collector の使用方法

Splunk AppDynamics では、OpenTelemetry Collector は次のようなさまざまな操作に使用されます。

  • Cisco Cloud Observability の OpenTelemetry データを取り込むための OAuth2 認証の実行。ほとんどの OpenTelemetry インストゥルメンテーション ライブラリは OAuth2 をサポートしていないため、Cisco Cloud Observability と通信するには OpenTelemetry Collector にデータを送信する必要があります。
  • ユーザーが Cisco Cloud Observability によって設定された取り込みレート制限を超えないようにするための要求のバッチ処理。取り込みレート制限は階層によって異なり、制限に応じて batch/traces、batch/metrics、および batch/logs プロセッサを設定できます。 
  • 次のようなデータ収集と注釈：

互換性のある OpenTelemetry Collector のディストリビューション

OpenTelemetry Collector の次のディストリビューションは Cisco Cloud Observability で使用できます。

Splunk AppDynamics では、Cisco AppDynamics Distribution of OpenTelemetry Collector を Splunk AppDynamics 製品とともに使用することを推奨しています。

Trademark Disclaimer for OpenTelemetry Only

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