イベントサービスは、手動または Enterprise Console 使用のいずれかでアップグレードできます。

次の場合は、手動でアップグレードする必要があります。

  • Enterprise Console を使用せずにイベントサービスをデプロイした
  • リモートの Windows マシンでホストされているイベントサービスノードをアップグレードする。Enterprise Console では Windows 上でのリモートオペレーションがサポートされていません。

オンプレミスデプロイメントの場合、4.5.2 はイベントサービスの最新バージョンです。 最新以外のバージョンのイベントサービスにアップグレードする場合は、そのイベントサービスバージョン用の Enterprise Console インストーラを実行します。 

SaaS デプロイメントでイベントサービスバージョン 4.5.3 以降にアップグレードする場合は、ここの説明に従って、最新の要件に準拠するようにデータフィールド名を変更します。

アップグレードの前に

AppDynamics はオンプレミスのイベントサービスバージョン 4.5.2.20561 から検索ガードを削除しました。デプロイメントで検索ガードまたは同等の機能が必要な場合は、このバージョンのイベントサービスにアップグレードしないでください。

AppDynamics は、オンプレミス イベント サービスの次のメジャーリリースで代替のセキュリティ機能を提供する予定です。

詳細については、「サポートアドバイザリ」を参照してください。


  1. 新しい Enterprise Console をダウンロードしてインストールします
  2. プラットフォーム コンポーネントをアップグレードする(イベントサービスだけでなく)順序を計画します。
  3. events-service-api-store.properties ファイルを変更します。
    • このファイル内の APPLICATION_HOME プロパティの値の絶対パスを実際のパスで置き換えます。
    • ジョブの検出およびアップグレード中にEnterprise Consoleはこのファイル内のカスタム環境変数のデータディレクトリを移行できないために、この置き換えは必須です。このファイルを変更できなかった場合、アップグレード後のイベントサービスは新規の空のデータセットを使用して開始されます。
  4. events-service.vmoptions ファイルをバックアップします。
    • events-service.vmoptions ファイルはイベントサービスのアップグレード時に維持されないため、バックアップしておく必要があります。アップグレードの完了後に、バックアップしておいた events-service.vmoptions ファイルの内容を新しいファイルにマージする必要があります。

バージョン4.1より前のイベントサービスへのアップグレード

イベント サービス ソフトウェアを 4.1 より前のバージョンにアップグレードする場合は、イベントサービスをバージョン 4.1 に手動でアップグレードした後に、Enterprise Console を使用してイベントサービスノードを検出する必要があります。

イベントサービスのアップグレード

  1. イベントサービスのアップグレードコマンドを実行します。 
  2. Enterprise Console を使用してイベントサービスモードを検出します。

アップグレードの検証

アップグレードが完了したら、以下のことを行います。

  1. イベントサービスプロセスを再起動する必要があります。Enterprise Console GUI で、その正常性ステータスを確認します。
  2. events-service.vmoptions ファイルの内容を、アップグレードにより作成されている新しいファイルにマージします。

スタートアップスクリプトのパス

アップグレード後のイベントサービスのスタートアップスクリプトのパスは次のとおりです。

<installDir>/appdynamics/events-service/processor/bin/events-service.sh

このパスはアップグレード前のパスと異なっていることがあります。