Kubernetes には次の 2 つのイベントタイプがあります。

  • 通常のイベント
  • 警告イベント

Kubernetes イベントの詳細については、「Application Introspection and Debugging」を参照してください。Cisco AppDynamics は、次のサブセットをクラスタイベントとして報告します。これらは、Kubernetes 警告イベントと、クラスタ内の状態変更に関する重要な情報通知で構成されています。状態変更の例としては、保留状態から実行状態に移行するポッドがあります。

このマニュアルには、Kubernetes のマニュアルへのリンクが含まれています。Kubernetes で自身のマニュアルを管理しているため、Cisco AppDynamics では Kubernetes のマニュアルの精度については一切保証しません。

警告タイプの Cluster Event では、黄色の警告アイコン()が表示されます。ポッド、Replicaset、または展開が追加、更新、削除されると(状態の変更と呼ばれます)、クラスタエージェントはそれを情報タイプイベントとして報告し、青色の情報アイコン()が表示されます。

Kubernetes イベントのポリシーの設定

Kubernetes イベントのポリシーを設定すると、[Events] ページにイベントタイプ [Custom] として詳細が表示されます。

カスタム Kubernetes イベントを使用してアラートポリシーを設定できます。ポリシーの設定の詳細については、「ポリシーの設定」を参照してください。

右下隅の [Triggers] > [Custom Events] パネルを使用して、ポリシーをトリガーする Kubernetes 固有のカスタムイベントを設定できます。「ポリシートリガーの構成」を参照してください。

[Add Custom Event Filter] では、以下を含めることができます。

  • Custom Event Typeサポートされているイベントタイプのいずれかを指定します。 
  • Properties:次のプロパティの組み合わせを使用してイベントをフィルタリングします。
    • clusterName:クラスタの名前
    • namespace:クラスタの名前空間

    • kind:必要なクラスタ環境で使用される種類

    • reason:イベントの理由

    • name:イベントの名前

サポートされるイベントタイプ

  • Kubernetes の新規警告
  • Kubernetes の更新された警告
  • 展開の追加
  • 展開の削除
  • Replicaset の追加
  • Replicaset の削除
  • ポッドの追加
  • ポッドの削除
  • ポッドのフェーズ変更

クラスタイベントデータのモニター

  1. [Servers] タブをクリックします。
  2. ナビゲーションバーから [Events] を選択します。パネルには、サーバとクラスタの両方から報告されたイベントのリストが表示されます。特定のイベントを確認するには、[Filters] オプションを使用できます。
  3. [Add] をクリックしてフィルタを追加し、使用可能なリストから必要なフィルタを選択します。

    フィルタは、Kubernetes イベントでのみ機能します。 Custom イベントとしてラベル付けされた Kubernetes イベントをフィルタ処理できます。サポートされるイベントタイプについては、「サポートされるイベントタイプ」を参照してください。


  4. [Apply] をクリック。イベントのリストは、選択したイベントのみを表示するようにフィルタリングされます。
  5. 個々の Cluster Event をダブルクリックします。Cluster Event の概要を示すダイアログが表示されます。

    [Logs] タブにログの詳細が表示されます。「失敗したポッドのログ収集の有効化」を参照してください。

  6. [X] をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。