AppDynamics の Java エージェントをアップグレードするには、既存のエージェントディレクトリをバックアップロケーションにコピーし、新しいエージェントディレクトリと置き換えます。それから、古いディレクトリで行われた構成ファイルの変更を新しいエージェントディレクトリにコピーし、アプリケーションサーバーを再起動します。

このページでは、その他のバックグラウンド情報を提供すると共に、アップグレード方法を順に説明します。

アップグレードについて

はじめに、環境に影響を与える変更点についてリリース ノートを確認してください。コントローラとエージェントの両方をアップグレードする場合は、まずコントローラをアップグレードしてから Java エージェントをアップグレードします。

また、監視されている環境で複数のエージェントをアップグレードする場合は、前回ビジネストランザクションが生じたティアのエージェントをアップグレードします。この要件に関する詳細およびコントローラとエージェントの互換性に関する情報は、「エージェントとコントローラの互換性」を参照してください。 

エージェントのアップグレードには、アプリケーションサーバーの再起動が必要です。

エージェントのアップグレードには、コントローラでのアクションは必要ありません。

アップグレードを始める前に、AppDynamics ダウンロードセンターからご使用の JVM 用の最新バージョンの Java エージェントをダウンロードしてください。 

Javaエージェントのアップグレード

  1. Javaエージェントがインストールされたアプリケーションサーバーをシャットダウン。
  2. 現在のエージェントインストールディレクトリのバックアップコピーを作成。
  3. 新しいディレクトリに Java Agentアーカイブを抽出。
  4. 既存のエージェントディレクトリの名前を変更。 
  5. 新しいディレクトリの名前を古いエージェントディレクトリの元の名前に変更します。新しいエージェントディレクトリとそこに含まれているファイルのパスは、元のディレクトリと同じにする必要があります。同じディレクトリパスを使用することで、JVM 起動スクリプト内のエージェント関連設定を手動で変更する必要がなくなります。
  6. controller-info.xml および必要に応じて agent.properties を古いエージェントの config ディレクトリから新しいディレクトリの次の場所にコピー。

    <agent_home>/<version>/conf

     例: 

    appd_javaagent/ver4.0.0.0/conf

     

  7. app-agent-config.xml またはその他の構成ファイルに変更を加えている場合、それらの変更も新しいファイルにコピー。

    If you are using an SSL port (ssl-enabled=true) to communicate with the Controller UI, make sure that you copy the TrustStore files to the new directory. For example, copy the cacerts.jks from the old backup agent directory (<version>/conf/) to the new upgraded directory (<agent_home>/<version>/conf/). Also, make sure that the agent TrustStore file (cacerts.jks) is readable by the agent user.


  8. アプリケーションサーバーを再起動する。

再起動が完了したら、元のディレクトリをアーカイブし、アプリケーションサーバーのホームから削除できます。