ユーザ管理

このページでは、アカウント管理ポータルでのユーザ管理の詳細について説明します。

会社管理者およびライセンス管理者は、アカウント管理ポータルを使用して AppDynamics アカウントのユーザアクセスを管理できます。テナントのユーザアカウントは、テナント UI で選択された認証オプションに基づいて管理されます。詳細については、Tenant User Managementを参照してください。

アカウント管理ポータルでアカウントを編集すると、ユーザはすべての AppDynamics コンポーネントと一部のテナント権限について同時に影響を受けます。テナント UI によるユーザアカウント管理は、そのテナントの権限にのみ影響します。

ユーザ管理 UI に登録されているすべての AppDynamics ユーザは、AppDynamics University へのサブスクリプションベースのアクセス権と、FAQ およびユーザフォーラムについて AppDynamics コミュニティへの無制限のアクセス権を持ちます。

ユーザ管理の概要

アカウント管理ポータルでは、管理者が User Management UI を使用してユーザアカウントを作成し、グローバルに管理できます。テナントとアカウント管理ポータルの両方に同じログインを使用します。

ユーザステータスオプション

ユーザアカウントは、次の 3 つのステータスのいずれかになります。

アクティブ：ユーザは AppDynamics ID プロバイダー（IDP）で認証する有効な電子メールアカウントを持っています。
保留中：ユーザはシステムで作成されていますが、電子メールはまだユーザによって確認されていません。
非アクティブ：ユーザは AppDynamics コンポーネントにアクセスできません。

ユーザはアカウント管理ポータルで作成されると、ユーザ名とパスワードを作成してアカウントをアクティブ化するように求める、時間的制約のある電子メールを受信します。アクティベーションが完了するまで、ユーザのステータスは保留中です。

完了すると、ユーザは次の操作を実行できます。

appdynamics.com および accounts.appdynamics.com の保護されたページへのアクセス
サポートチケットの送信
cURLでのAppDynamicsソフトウェアのダウンロード
独自のプロファイルの管理

ただし、管理者がテナントにユーザアカウントを追加するまでは、テナントにアクセスできません。

UI オプション

ユーザ管理 UI では、ソート可能な列とオートコンプリート検索機能を備えたグリッドにユーザが表示されます。

編集機能は、選択したユーザのステータスに基づいて表示されます。

オプション

[User Status]

追加

表示

編集

非アクティブ化

アクティブ化

削除

Active

Pending

Inactive

ユーザセキュリティロールオプション

[User Management] > [Edit] で使用できるセキュリティロールは 4 つあります。次の表に機能を示し、ユーザ権限マトリックスでは、ロールごとに指定される権限を示します。

職務	機能
会社管理者	最高レベルのアクセス権があります。会社が所有するすべてのライセンスまたはテナントを表示できます。
ライセンス管理	テナントごとに 1 人のユーザを AppDynamics の主要連絡先として指定する必要があり、このユーザはメンテナンスおよびライセンス通知の受信が必須です。割り当てられているライセンスのライセンスのみを表示および管理できます。テナントは管理できません。管理者が主要連絡先である場合を除き、同じライセンスのライセンス管理者を追加または削除できます。ロールから主要連絡先を削除するには、AppDynamics でサポートリクエストを開き、ライセンスの新しい主要連絡先を指定する必要があります。
サポート	AppDynamics でサポートリクエストをオープンおよび管理する機能をマネージャに提供します。
テナントユーザ	テナントで作成されたすべてのユーザに割り当てられます。最も基本的なユーザロールです。このユーザに指定される権限は、テナントレベルで設定されます。「テナントユーザ管理」および「カスタムロールの作成と管理」を参照してください。関連付けられているテナントの数に関係なく、ユーザごとに 1 回だけ表示されます。

ユーザ権限マトリックス

ロール権限	会社管理者	ライセンス管理	サポートユーザ	テナントユーザ（SaaS）	Company User（会社ユーザ名）
ユーザの追加
ユーザ名の編集
ユーザステータスの編集
ユーザの削除
会社管理者ロールの割り当て
ライセンス管理者ロールの割り当て
サポートロールの割り当て
プロフェッショナルなサービスプロジェクトの表示
教育サブスクリプションの割り当て
ライセンス MAC アドレスの編集
ライセンス使用状況の表示
ライセンスの割り当て
テナントの起動
割り当てられたテナントへのログイン
オープンチケットの表示
新しいチケットの作成
アクティブなリソースの表示
ダウンロードへのアクセス
アカウント詳細の表示
Access AppDynamics University
AppDynamics コミュニティへのアクセス
プロファイルの管理
通知のカスタマイズ

新しいユーザの作成と管理

新しいユーザを作成する場合、AppDynamics では以下を推奨します。

ブラウザの非互換性の問題のため、ユーザ名とパスワードには ASCII 文字のみを使用します。
新規ユーザには少なくとも 1 つのロールを選択します。作成後にロールを割り当てることはできますが、ユーザはロールが割り当てられるまで UI で機能を使用できません。

会社管理者またはライセンス管理者ロールを持つユーザのみが、アカウント管理ポータルで新しいユーザを作成できます。会社管理者ロールは、セルフサービストライアルでは使用できません。

新しいユーザを作成するには、次の手順を実行します。

をクリックします。
[User Information] を入力し、[Next] をクリックします。
必要に応じて、Company Roles. を 1 つまたは複数選択します。
管理者ロールに応じて、会社管理者とライセンス管理者は異なる権限を持つので、一部のフィールドが無効になります。
ロールを選択しない場合、ユーザの権限は非常に制限されます。「ユーザ権限マトリックス」を参照してください。
Save をクリックします。

[Edit] UI では、会社管理者とライセンス管理者が Company Roles を必要に応じて編集できます。「ユーザロールオプション」を参照してください。

電子メールアドレスは、ユーザのプライマリシステムセキュリティ ID および、ログインする際のユーザ名であるため、編集できません。

ユーザを選択して image2021-1-27_12-59-42.pngをクリックします。
必要に応じて、[Basic Information] を更新します。
必要に応じて、使用可能な Company Roles を更新します。
使用可能なライセンスを割り当てまたは割り当て解除します。会社管理者とライセンス管理者の権限が異なるため、一部のフィールドは無効になります。

ライセンス管理者は、割り当てられているライセンスへのアクセスのみを制御できますが、企業アカウントの他のライセンスを表示できます。
Save をクリックします。
更新したユーザの編集内容を表示するには、ブラウザの表示を更新する必要があります。

ユーザを非アクティブすると、関連付けられているすべてのテナントを含む AppDynamics ロールベースのコンポーネントにログインできなくなります。

非アクティブステータスのユーザのみをアクティブ化できます。非アクティブ化できるのは、アクティブステータスのユーザのみです。保留中のユーザは、デフォルトではアクティブではありません。

ユーザをアクティブ化するには、次の手順を実行します。

非アクティブステータスのユーザを 1 人または複数選択します。
をクリックします。
続行の確認をします。
ユーザは appdynamics.com および関連サービスにアクセスできます。

ユーザを非アクティブ化するには、次の手順を実行します。

アクティブステータスのユーザを 1 人または複数選択します。
をクリックします。
続行の確認をします。
ユーザは、管理者によって削除または再アクティブ化されるまで非アクティブ状態になります。

テナント UI を使用してユーザを削除しても、そのアカウントはアカウント管理ポータルではアクティブステータスのままです。これは、ユーザが割り当てられている他のテナントに引き続きアクセスできるようにするためです。

ユーザの削除は永続的なもので、元に戻すことはできません。

非アクティブステータスのユーザのみ削除できます。アクティブステータスのユーザを削除するには、非アクティブに設定する必要があります。

非アクティブステータスのユーザを 1 人または複数選択します。
をクリックします。
[Delete] をクリックして操作を確認します。
アカウントが使用できなくなったことを通知する電子メールがユーザに送信されます。
削除されたアカウントのリストを表示するには [View Status Report] をクリックします。