目的

HANA DB 上のこのダッシュボードのメモリ使用率を、さまざまなメモリ領域に分割します。

Database memory

全体的な使用済み DB メモリと空き DB メモリを表示します。


HANA memory used (%)

グローバルメモリ割り当て制限から計算されたメモリ使用率をパーセンテージで表示します。メトリックは次の領域に分かれています。

  • 列ストアテーブル:ほとんどの HANA データはこのテーブルに保存されます
  • 行ストアテーブル:主に HANA システムテーブル
  • 差分メモリ:新しく変更されたデータで、未圧縮かつ増加率が高いと、差分マージプロセスに問題があることを示します
  • すべてのサーバーでの最大使用済みメモリ:すべての DB サーバーの最大メモリ使用率


HANA Heap memory

複数のヒープメモリ領域のメモリ消費量を表示します。


Memory unloads due to low memory

メモリ不足の状況の場合、HANA によってメモリから一部のデータがアンロードされます。アンロードされるテーブルの順序は、アンロードの優先順位によって決まります。優先順位が 1 のテーブルは最も重要であるため、アンロードできません。


HANA memory used (totals)

さまざまな領域ごとに使用済みメモリの合計を表示します。


Merge thread duration

差分マージプロセスによって、新規データや変更されたデータが差分メモリからメインメモリに統合されます。このメトリックによって、このプロセスの実行時間が長すぎるかどうかがわかります。


KPI とメトリック間のマッピング」も参照してください。