Splunk AppDynamics でのデータベースのモニタリングは、複数のマイクロサービスに影響するデータベースの問題をデバッグするのに役立ちます。根本原因を突き止めることでデバッグします。これにより、組織内のさまざまなチームがトラブルシューティング中に効果的に共同作業を行うことができるため、平均修復時間が大幅に短縮されます。

Splunk AppDynamics でのデータベースのモニタリングの主な機能の一部は次のとおりです。

  • クエリプロファイリング

  • ハイブリッドクラウド全体に展開されたデータベースをトラブルシューティングするための標準ビュー

  • 合理化されたトラブルシューティング ワークフロー。次の統合ビューを提供します。
    • クラウドプロバイダーからのデータベース インフラストラクチャ メトリック
    • 待機状態やクエリ実行メトリックなどの詳細なパフォーマンスメトリック。これらのメトリックは、クラウド管理データベースとセルフホストデータベースの両方の Splunk AppDynamics データベースコレクタから報告されます

「Supported Database」を参照してください。

データベース モニタリング コンポーネントの概要

次の図は、展開されるコレクタを示しています。

データベースクラウド相関

クラウド管理データベースの場合、データベースコレクタとクラウド インフラストラクチャのモニタリングの両方が同じデータベースで有効になっていると、これらの両方のソースからのメトリックが統合され、同じコンテキストに表示されます。これにより、複数のダッシュボード間での不要なコンテキスト切り替えやナビゲーションを回避できます。

クラウド相関を有効にする

クラウド相関を有効にするには、次の手順を実行します。

  • クラウド インフラストラクチャのモニタリングとデータベースコレクタを有効にして、データベースを監視します。
  • データベースコレクタがクラウド インフラストラクチャのモニタリングの前に構成されている場合は、データベースコレクタの構成に使用されるデータベースのホスト名とポートが、クラウド インフラストラクチャのモニタリングによって読み取られるものと同じであること、およびその逆であることを確認します。

データベース モニタリング クラウド相関で最適な価値を得る

データベースコレクタは、クエリプロファイリングおよびその他のユースケースの詳細なデータベースメトリックを、クラウドコレクタに表示されないクラウドおよびセルフホストデータベースから収集します。クラウドコレクタは、データベースコレクタに表示されないクラウド管理データベースのインフラストラクチャ使用率メトリックのみを収集します。

データベースコレクタとクラウドコレクタを組み合わせると、クラウドデータベースとセルフホストデータベースの両方に標準化されたエンティティ中心のページを利用できます。クラウドデータベースの場合、UI は、データベースコレクタとクラウドコレクタのメトリックが両方とも同じデータベースに対して構成されている場合、統一されたビューを提供します。

クラウド インフラストラクチャのモニタリングの詳細については、「クラウド インフラストラクチャのモニタリング」を参照してください。

サポートされているアーキテクチャ

データベースモニタリングのインストールでは、次のアーキテクチャがサポートされています。

オペレーティングシステムパッケージ タイプアーキテクチャ
LinuxRPMx86_64、arm64
DEB

amd64、arm64

ZIPamd64、arm64
WindowsZIPamd64

パッケージフォルダ構造

次のスニペットは、データベースコレクタのフォルダ構造を示しています。

appddbcol
├── README.md                   // Standard Read Me file contains uses guide
├── bin                         // Contains binary and launch script
│   ├── appddbcollector.bat     // Collector Launch Script for Windows
│   ├── appddbcollector.exe     // Collector executable
│   └── appddbcollector.sh      // Collector Launch Script for Linux
├── certs                                    
├── conf                        // Default location for collector relates configs
│   ├── appddbcollector.yaml    // Default config file
│   └── db_logger.yaml          // Default log config file
├── licenses
│   └── LICENSE
└── logs                        // Default logs directory
CODE

設定ファイル

appddbcollector.yaml

appdynamics_credentials:
  client_id: <client-id>
  client_secret: <secret>
  endpoint: <data-endpoint>
  token_url: <auth-endpoint>  

# Set below fields in the config to provide SSL details
# tlsConfig:
#  certificate: <certificate>
#  hostNameInCertificate: <hostname>

# Set below field in the config to specify environment (defaults to self-hosted)
# environment:
#  platform: self-hosted # Other possible properties "AWS", "Azure"

monitoring_config:
  sqlserver/1:
    configName: ${CONFIG_NAME}
    hostname: ${HOSTNAME}
    hostport: ${HOSTPORT}
    username: ${USERNAME}
    password: ${PASSWORD}
    database: ${DATABASE}
    tlsConfig:
      certificate: ${CERTIFICATE_CRT}
      hostNameInCertificate: ${HOSTNAMEINCERTIFICATE}
    environment:
      platform: ${CLOUD_CONFIG}
  mysql/1:
    configName: ${CONFIG_NAME}
    hostname: ${HOSTNAME}
    hostport: ${HOSTPORT}
    username: ${USERNAME}
    password: ${PASSWORD}
    environment:
      platform: ${CLOUD_CONFIG}
    tlsConfig:
      certificate: ${CERTIFICATE_CRT}
      hostNameInCertificate: ${HOSTNAMEINCERTIFICATE}
  aurora-mysql/1:
    configName: ${CONFIG_NAME}
    hostname: ${HOSTNAME}
    hostport: ${HOSTPORT}
    username: ${USERNAME}
    password: ${PASSWORD}
    environment:
      platform: ${CLOUD_CONFIG}
    tlsConfig:
      certificate: ${CERTIFICATE_CRT}
      hostNameInCertificate: ${HOSTNAMEINCERTIFICATE}
  mariadb/1:
    configName: ${CONFIG_NAME}
    hostname: ${HOSTNAME}
    hostport: ${HOSTPORT}
    username: ${USERNAME}
    password: ${PASSWORD}
    environment:
      platform: ${CLOUD_CONFIG}
    tlsConfig:
      certificate: ${CERTIFICATE_CRT}
      hostNameInCertificate: ${HOSTNAMEINCERTIFICATE}    
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