Cisco Cloud Observability では、クラウド接続、データ取り込み、認証など、アプリケーションのさまざまな側面を拡張およびカスタマイズできるさまざまな API が提供されます。
サービスプリンシパル
開発したコードをクラウドテナントの Cisco Cloud Observability パブリック API に安全に接続できるようにするために、サービスプリンシパルを使用する必要があります。サービスプリンシパルは、コードとして表される ID であり、特定のリソースにアクセスするためにアプリケーション、サービス、および自動化ツールによって使用されます。これらの API コールは、Open Authorization 2.0(OAuth2)トークンベースの認証を使用します。
統合プロジェクトごとに 1 つのサービスプリンシパルを作成することをお勧めします。サービスプリンシパルには、デフォルトで読み取り専用権限があります。サービスプリンシパルをクラウドテナントロールに割り当てて、その Observability Platform テナントの権限をエスカレートする必要があります。「クラウドテナントロールの割り当て」を参照してください。
アクセストークンを生成するには、最初にクライアント ID とシークレットが必要です。次に、クラウドテナントへの API アクセスコールにアクセストークンを使用します。
Cisco Cloud Observability アプリケーション プリンシパル管理 API は現在ベータ版であり、変更される可能性があります。ベータ版 API を採用する場合、将来のバージョンは完全な互換性がない可能性があります。
クラウド接続
Cisco Cloud Observability は、クラウドプラットフォームからデータを収集し、そのデータを基盤となるクラウド インフラストラクチャと関連付けます。クラウド接続を作成するには、Cisco Cloud Observability を 1 つ以上のクラウド プロバイダー アカウントに接続する必要があります。Cisco Cloud Observability は、大規模なクラウド接続の作成と管理のプロセスを自動化する HTTP REST API を提供します。Cisco Cloud Observability「Connections API」を参照してください。
共通 取り込みサービス
従来、Cisco Cloud Observability プラットフォームは、アプリケーションとサービスが生成するデータを複数の方法で取り込みますが、これは、データの保存と関連付けを行うための効率的な方法ではありません。そのため、Cisco Cloud Observability は、単一の効率的な方法でデータを取り込むために、共通取り込みサービス API を導入しています。Cisco Cloud Observability は、データ取り込みの標準として OpenTelemetry を使用します。OpenTelemetry は、トレース、メトリック、ログなどのテレメトリデータを作成および管理するために設計された一連の API、SDK、ツール、および統合です。Cisco Cloud Observability とサードパーティエージェントは、共通取り込みサービス API を使用して、OpenTelemetry メトリックデータを共通の取り込みパイプラインに公開できます。Cisco Cloud Observability「共通取り込みサービス API」を参照してください。
正常性ルール
正常性ルールでは、お使いの環境で正常または予想されるオペレーションであると考えられるものを表すパラメータを指定します。正常性ルールを作成して、1 つのエンティティまたはエンティティのグループを監視できます。正常性ルール API を使用すると、監視対象エンティティの 1 つ以上の正常性ルールをプログラムで作成、更新、および管理できます。Cisco Cloud Observability「正常性ルール API」を参照してください。
Cisco Cloud Observability Health Rules API は現在ベータ版であり、変更される可能性があります。ベータ版 API を採用する場合、将来のバージョンは完全な互換性がない可能性があります。
異常検知
Cisco Cloud Observability 異常検知は、アプリケーションのすべてのサービスが許容可能なパフォーマンス制限内で実行されているかどうかを判断します。この機能により、アプリケーション パフォーマンスの問題の平均検出時間(MTTD)を短縮できます。異常検知の構成 API は、特定のエンティティおよびエンティティタイプの異常検知の構成を作成するのに役立ちます。高、中、低などの感度レベルを設定し、ビジネスニーズに応じて異常検知の構成をテストすることもできます。Cisco Cloud Observability「Anomaly Detection Configuration API」を参照してください。
Cisco Cloud Observability Anomaly Detection Configuration API は現在ベータ版であり、変更される可能性があります。ベータ版 API を採用する場合、将来のバージョンは完全な互換性がない可能性があります。
[アクション(Actions)]
アクション API を使用すると、さまざまなアクションを作成、構成、および管理できます。アクションは、事前に定義され再利用が可能な、正常性違反または異常などのイベントへの自動応答です。 「アクションリソース API」を参照してください。
Cisco Cloud Observability Actions API は現在ベータ版であり、変更される可能性があります。ベータ版 API を採用する場合、将来のバージョンは完全な互換性がない可能性があります。