クラスタへのワーカーノードの追加

大量のワークロードを処理すると、Kubernetes クラスタのリソースが不足する可能性があります。このような場合、クラスタにノードを追加すると、増加したワークロードの管理に役立ちます。

ワーカーノードの追加

クラスタのアップグレード中は、ワーカーノードを追加しないでください。ただし、アップグレードが正常に完了したら、ワーカーノードを追加できます。

1. クラスタで次のコマンドを実行します。

   appdctl cluster add-node

   CODE
   このコマンドで、クラスタにワーカーノードを追加するコマンドを生成します。
   次に、出力例を示します。
   

   出力例

   Enter the following command on the node as master to join the cluster: appdctl cluster join 10.X.X.X:25000/11c4d3d1234288c8d7135ce470aeb9e8/b3f373551c9b Enter the following command on the node as worker to join the cluster: appdctl cluster join 10.X.X.X:25000/11c4d3d1234288c8d7135ce470aeb9e8/b3f373551c9b --worker

   CODE
2. クラスタに参加させるノードで、--worker フラグを持つコマンドを実行します。
   たとえば、
   

   appdctl cluster join 10.X.X.X:25000/11c4d3d1234288c8d7135ce470aeb9e8/b3f373551c9b --worker

   CODE
3. クラスタにワーカーノードが含まれているかどうかを確認します。
   

   appdctl show cluster microk8s status

   CODE

   出力例

    NODE | ROLE | RUNNING ----------------+-------+--------- 10.0.0.1:19001 | voter | true 10.0.0.2:19001 | voter | true 10.0.0.3:19001 | voter | true 10.0.0.4:19001 | voter | true 

   CODE

クラスタにノードを追加したら、ノードのクラスタを再起動して有効にします。

ワーカーノードの削除

ワーカーノードは、不要な場合は削除できます。ワーカーノードを削除するには、次の手順を完了します。

1. ノードで drain コマンドを実行します。
   

   kubectl drain <Node_Name> - -ignore-daemonsets --delete-emptydir-data

   CODE

   このコマンドによって、ノードによるワークロードのスケジュールを防止します。

2. ノードを削除します。
   

    kubectl delete node <Node_Name>

   CODE
   このコマンドで、クラスタからワーカーノードを削除します。