このページでは、.NET エージェントを使用して Azure 関数のインストゥルメンテーションを拡張する方法について説明します。

ARM テンプレートを使用した AppDynamics Azure サイト拡張の追加

Azure Resource Manager（ARM）テンプレートを使用して Azure アプリケーションサービスに AppDynamics Azure サイト拡張を展開できます。この手順では、Visual Studio Community 2017 を使用します。 

ARM テンプレートを作成して展開するには、次の手順に従います。

  1. Visual Studio の Web アプリケーションから、[File > New Project] を選択します。
  2. [Cloud] をクリックしてから [Azure Resource Group] をクリックし、[OK] をクリックします。
  3. [Select Azure Template] ダイアログボックスで [Web App] をクリックし、[OK] をクリックします。
  4. 新しく作成したリソースグループ下で、Website.json ファイルをクリックします。
  5. 左側のペインの JSON アウトラインで、[resources] を右クリックし、[Add New Resource] を選択します。
  6. [Add Resource] ダイアログボックスで、[Application Settings for Web Apps] を選択し、名前を入力して [OK.] をクリックします
  7. [properties] セクションで、 Splunk AppDynamics コントローラの情報を入力します。次に、Splunk AppDynamics のアプリケーションプロパティを含む Website.json ファイルの例を示します。
  8. 次の例に示すように、サイト拡張の新しいリソースを追加します。
{
      "apiVersion": "2015-08-01",
      "name": "[variables('webSiteName')]",
      "type": "Microsoft.Web/sites",
      "location": "[resourceGroup().location]",
      "tags": {
        "[concat('hidden-related:', resourceGroup().id, '/providers/Microsoft.Web/serverfarms/', parameters('hostingPlanName'))]": "Resource",
        "displayName": "Website"
      },
      "dependsOn": [
        "[resourceId('Microsoft.Web/serverfarms/', parameters('hostingPlanName'))]"
      ],
      "properties": {
        "name": "[variables('webSiteName')]",
        "serverFarmId": "[resourceId('Microsoft.Web/serverfarms', parameters('hostingPlanName'))]"
      },
      "resources": [
        {
          "apiVersion": "2016-08-01",
          "name": "appsettings",
          "type": "config",
          "dependsOn": [
            "[resourceId('Microsoft.Web/Sites', variables('webSiteName'))]"
          ],
          "properties": {
            "appdynamics.controller.hostName": "mycompany.saas.appdynamics.com",
            "appdynamics.controller.port": "443",
            "appdynamics.controller.ssl.enabled": "true",
            "appdynamics.agent.accountName": "mycompany",
            "appdynamics.agent.accountAccessKey": "[parameters('AppDAccessKeyInKeyVault')]",
            "appdynamics.agent.applicationName": "HelloWorldSecureAppDKey",
            "appdynamics.agent.tierName": "TestTier",
            "appdynamics.agent.nodeName": "TestNode"
          }
        },
        {
          "apiVersion": "2015-08-01",
          "name": "AppDynamics.WindowsAzure.SiteExtension.4.5.Release",
          "type": "siteextensions",
          "dependsOn": [
            "[resourceId('Microsoft.Web/Sites', variables('webSiteName'))]"
          ]
        },
CODE

環境変数を使用したエージェントの設定

環境変数を使用して .NET エージェントを設定する場合は、AppDynamics Azure サイト拡張をインストールする前に環境変数を追加します。


環境変数を使用して .NET エージェントを設定すると、無人設定が可能になります。この方法でエージェントを設定するには、次のように AppDynamics Azure サイト拡張をインストールする前に環境変数を追加します。
  1. Azure ポータルで Azure 関数を開きます。 
  2. [Function app settings > Manage application settings] に移動します。
  3. [+New Application Setting] をクリックし、環境変数を名前/値のペアとして入力します。 

次の表に、使用可能な環境変数を示します。

環境変数（アプリケーション設定）説明（値）必須
appdynamics.controller.hostNameAzure 関数で使用されているコントローラに関連付けられているホスト。http:// または https:// を含めないでください

あり

appdynamics.controller.portコントローラに関連付けられているポート。ポートが空白のままの場合、または無効な場合、デフォルトは 443 になります。なし
appdynamics.agent.accountNameAzure 関数で使用されているコントローラに関連付けられているアカウント名。あり
appdynamics.agent.accountAccessKeyコントローラのアクセスキー。詳細については、エージェントとコントローラの接続を参照してください。あり
appdynamics.agent.applicationNameAzure 関数アプリケーションの名前。あり
appdynamics.controller.ssl.enabledコントローラに SSL 接続を設定します。値 "True" は SSL を有効にしますが、値 "False" は SSL を無効にします。なし


例：

Application Settings (Azure Portal)

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