カスタムアクションは、通常サードパーティのアラートおよびチケットシステムを統合するために使用されます。カスタムアクションは、コントローラのインスタンスに一度実行されるという点で、他のアクションとは異なります。


カスタムアクションは、カスタム アクション スクリプトおよび custom.xml ファイルで構成されています(これらのファイルを使うアクションを作成する前に、ファイルを作成している必要があります)。カスタムアクションスクリプトには、たとえばティア、ノード、ビジネストランザクションなど、影響を受けたエンティティを指定するパラメータが含まれます。カスタム アクション スクリプトおよび XML ファイルを作成する方法の詳細については、カスタムアクションの構築を参照してください。

カスタムアクションは、人的ワークフローを促したり、Splunk AppDynamics On-Premises の外部にある既存のアラートシステムを活用したりする場合によく使用されます。たとえば、接続プールが飽和状態に近いことを Splunk AppDynamics On-Premises が報告したときに、JIRA チケットを作成するためにカスタムアクションを使用できます。

カスタムアクションの作成

カスタム アクション スクリプトと custom.xml ファイルを手動でテストしてコントローラにインストールしたら、コントローラを再起動します。これで、カスタムアクションを作成することができます。

カスタムアクションを作成するには

  1. 上部のバーから [Alert & Respond] をクリックします。
  2. 設定するアプリケーション、データベース、または分析を選択します。
  3. [Actions > +Create] をクリックして [Create Action] ペインを開きます。
  4. [ Run a Custom Action that has been uploaded to the Controller] を選択します。
  5. [OK] をクリックします。
  6. アクション名を入力します。
  7. ドロップダウンからカスタムアクションを選択します。作成したすべてのカスタムアクションがこのリストに表示されます。
  8. [Save] をクリックします。

カスタムアクションをポリシーの割り当てに使用できるようになりました。

マルチテナントコントローラでのカスタムアクションの無効化

カスタム アクション スクリプトはコントローラのファイルシステムにアクセスできるため、セキュリティ上の理由から、マルチテナント環境ではこの機能を無効化することができます。

カスタムアクションを無効化するには

  1. コントローラ管理コンソールを開きます。
  2. [Controller Settings] に移動します。
  3. aas.multitenant.custom.action.local.execution.enabled プロパティを探します。
  4. false に設定します。
  5. [Save] をクリックします。