リクエストのタイプに応じて追加のルールを定義し、コントローラ上のさまざまなポートにトラフィックをルーティングできます。

大規模な AWS 展開では、リスナールールを設定する必要があります。ただし、これらのルールは、小規模および中規模の AWS 展開ではオプションです。詳細については、「コントローラのサイズ指定」を参照してください。

以下の表は、ユーザーがロードバランサ用に含めることの多いルールを定義しています。

Pool Name

URL Pattern

Port Number

Description

metrics-thread-pool

/controller/instance/*/metrics
/controller/instance/*/metrics*

8091

エージェントメトリックデータアップロード

config-thread-pool

/controller/instance/*/applicationConfiguration*

8092

エージェント構成リクエスト

agent-thread-pool

/controller/instance/*

8093

その他のエージェントリクエスト

status-thread-pool

/controller/rest/serverstatus

8094

ロードバランサによるサーバーステータスping

http-thread-pool

デフォルト / ユーザートラフィック

8090

その他すべてのトラフィック用のデフォルトのスレッドプール

restui-default-thread-pool

/controller/restui/*

8095

すべての restui トラフィック用のデフォルトのスレッドプール

restui-analytics-thread-pool

/controller/restui/analytics/*

8096

分析トラフィック用のスレッドプールトラフィック

ターゲットグループの作成

表に記載されたルールごとにターゲットグループを作成する必要がありますが、デフォルトの http-thread-pool ルールについては、デフォルトのターゲットグループを使用できるため例外とします。

たとえば、metrics-thread-pool のターゲットグループを以下の設定を使用して作成します。

Create target group

正常性チェックパスを、すべてのターゲットグループに対して利用できます。ただし、同じチェックをすべてのポートで 30 秒おきに実行する必要はないため、頻度は減らすことができます。 

宛先の登録

  1. 各ターゲットグループを EC2 インスタンスに関連付けるには、次の設定を入力します。
    Register target group

    ターゲットグループの全リストが、以下のように表示されます。

    List of target groups

  2. ターゲットグループが定義されたら、新しいリスナールールを追加し、リクエストされたパスに基づいてトラフィックを適切なターゲットグループにマッピングできます。
    Add listener rules

一部のパスが複数のルールに一致する可能性があるため、ここではルールの順番が重要となります。