コントローラは Aurora データベースを利用する AWS 環境での実行が認められています。このページには、Aurora データベースを使用する AWS にコントローラをインストールし、その展開を構成および管理するための情報が記載されています。 

インストール概要

Aurora を使用して、中規模または大規模なコントローラを AWS に展開できます。Aurora は MySQL よりパフォーマンスが優れているため、コントローラをスケールアップして、さらに多くのメトリックを処理できます。

コントローラをインストールする前に、インストールする予定のコンポーネントの要件を確認し、ホストマシンを準備します。要件は、デプロイするコンポーネントとデプロイの規模によって異なります。

コントローラを AWS に手動で展開できます。「AWSへのコントローラのデプロイ」を参照してください。

この展開では、すべての構成をセットアップする必要があるため、注意と時間が必要です。ただし、これにより、デプロイを自由にカスタマイズできます。

Enterprise Console を使用してコントローラを展開する場合は、データベースタイプとして Aurora を指定します。Enterprise Console はコントローラ用のインストーラで、これを使用して Splunk AppDynamics の新規または既存のプラットフォームやコンポーネントのライフサイクル全体を管理できます。

Splunk AppDynamics ダウンロードポータルからプラットフォーム コンポーネントをインストールするためのソフトウェアを取得できます。

AWS アーキテクチャ上の Cisco AppDynamics

次の図は、AWS 上のコントローラデプロイのコンポーネントを示しています。

AppDynamics AWS Architecture

アプリケーション ロード バランサをコントローラの前面に構成し、SSL を Elastic ロードバランサで終了します。 

Amazon Relational Database Service(RDS)を使用すると、データベースのバックアップが自動的に行われるため安心です。また、Aurora/RDSが提供するスタンバイレプリカを利用でき、Auroraデータベースは水平方向にスケーラブルであるため、高可用性(HA)を自分で実装する必要もありません。マルチAZデプロイオプションにより、Auroraは99.95%の可用性を提供します。

コントローラの高可用性と AWS

    • データが Aurora DB に移行された場合は、障害の発生に備えて Amazon Machine Image(AMI)から新しいコントローラを作成できます。Aurora データベースは水平方向にスケーラブルであるため、Aurora をデータベースとして使用する場合は HA シナリオは必要ありません。 

    • コントローラに対する構成の変更を行うたびに、新しいルートAMIを切断することをお勧めします。

    • Aurora DB の作成中に、多くのデータベース レプリケーション要件を満たすようリードレプリカインスタンスを構成できます。

    • Aurora DBの作成中にバックアップポリシーを構成し、後で変更できます。