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移行の問題のトラブルシューティング
移行中にエラーが発生する場合があります。次の表は、エラーのトラブルシューティングと解決に役立ちます。
エラー | トラブルシューティング |
---|---|
ディスク容量が不足している |
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移行ログに失敗と示されている |
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ソケットエラーまたはサーバーを使用できない | これは、送信元または宛先のクラスタがダウンしている場合に発生します。また、移行プロセス中にノードが再起動した場合にも発生する可能性があります。 送信元と宛先のクラスタが正常であることを確認してから、移行手順を再開します。 |
| これは、ランタイムエラーが原因で発生する可能性があります。
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カットオーバー前にノードが残っているため、宛先クラスタの状態が赤色になる |
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マッピングの解析に失敗しました。非オブジェクトマッピングをマージできません | この問題は、移行ユーティリティがドットフィールドを持つインデックスを移行しようとしたときに発生する可能性があります。「移行中のドットフィールドのエラー」を参照してください。 |
ポイントとなる質問
新しいノードを使用して新しいクラスタを作成する必要があるのはなぜですか?
移行中にコントローラ設定を確実に保持するには、イベントサービス 4.5.x クラスタと同じ設定で新しいイベントサービス 24.x クラスタを作成することを推奨します。これにより、すべてのデータがイベントサービス 24.x にシームレスに移行されます。
移行が完了するまで、クラスタを維持する必要があります。
新しいクラスタまたはプラットフォームでデータの不整合を最小限に抑えるにはどうすればよいですか?
イベントサービス 4.5.x の差分が最小になるまで、差分移行コマンドを繰り返します。ノードを使用したイベントサービスデータの移行またはロードバランサを使用したイベントサービスデータの移行を参照してください。
ログを使用して、差分を移行するために各反復でどのくらいの時間がかかるかを判断します。反復にかかった合計時間が以前よりも大幅に短い場合は、イベントサービス 4.5.x クラスタまたはプラットフォームの差分が減少したことを示します。最後の 2 回の反復で移行にほぼ同じ時間がかかる場合は、反復を停止できます。
たとえば、反復で 30 秒かかり、前の反復でも 30 秒近くかかっている場合、差分は最小であると見なすことができます。差分の移行とカットオーバー移行後の時間差を短縮します。これにより、カットオーバー後に移行するデータが最小限になるため、データの不整合が最小限に抑えられます。
ユーティリティツールを使用して移行されるのはどのようなデータですか?
移行ツールユーティリティは、次のイベントサービスデータを移行します。
- エンドユーザモニタリング
- データベースの可視性
- 合成モニタリング
- 分析
ただし、コントローラのデータは移行されません。
移行に失敗した場合はどうすればよいですか?
- 問題をトラブルシューティングします。
- 移行手順を再度開始します。ノードを使用したイベントサービスデータの移行またはロードバランサを使用したイベントサービスデータの移行を参照してください。
最後に成功したポイントから移行が再開されます。
移行プロセス中に変更を元に戻すことはできますか?
移行中に変更を元に戻し、最初からやり直す場合は、移行をリセットします。
ワイルドカード CA とはどのようなもので、なぜ必要になりますか?
ワイルドカード認証局(CA)とは、証明書のドメイン名セクションでワイルドカード文字(*)が使用されている SSL/TLS 証明書のタイプのことを指します。SSL/TLS 証明書により、ブラウザと Web サーバー間で交換されるデータがセキュアでプライベートであることを確認します。
証明書でワイルドカード文字を使用すると、単一のドメインだけでなく、特定のドメインの下のすべてのサブドメインをその証明書でカバーすることができます。たとえば、「*.example.com」のワイルドカード証明書がある場合、www.example.com
、mail.example.com
、blog.example.com
などが保護されます。各サブドメインの証明書を個別に取得および更新する必要はありません。
複数の DNS 名を持つ CA を生成するにはどうすればよいですか?
複数の DNS 名(サブジェクト代替名(SAN)とも呼ばれます)を持つ CA を生成するためのツールや方法は多数あります。一般的なアプローチの 1 つは、OpenSSL を使用することです。証明書署名要求証明書を生成し、CA 検証のために送信します。
有効な認証局(Symantec、Digicert など)によって署名された有効な SSL 証明書が必要です。
新しく作成されたイベントサービス 24.x クラスタに、CA ベンダーによって生成および信頼された新しい証明書を適用します。移行カットオーバープロセス後にすべてのコンポーネントがシームレスに動作するように、両方の証明書を信頼するようにアプリケーション ロード バランサを更新します。
ES8 データ移行を開始する前にデータをバックアップするにはどうすればよいですか?
「イベントサービスデータのバックアップ」を参照してください。
ユーティリティがイベントサービス 4.5.x から 24.x にデータを移行するためにどのぐらいの時間がかかりますか?
移行の速度と時間は、CPU、ストレージ、メモリ、ネットワーク機能などのシステム構成によって異なります。
6 つのノードがあり、各ノードのディスク容量が 2 TB である AWS m4.4x large(16 vCPU * 64 GB メモリ)にイベントサービス 4.5.x クラスタがあるとします。また、同じ設定でイベントサービス 24.x クラスタを作成しています。ユーティリティでイベントサービス 4.5.x から 24.x のクラスタに 7 TB のデータを移行するために、72 時間かかります。
ノードを使用してイベントサービスデータを移行するために使用する移行ユーティリティツールはどれですか?
単一または複数のノードでイベントサービスデータを移行するには、analytics-on-prem-es2-es8-migration-23.7.0-246-exec.jar
ユーティリティを使用してください。このユーティリティは、Enterprise Console 23.7 および 23.9 バージョンで使用できます。「移行ユーティリティのダウンロード」を参照してください。
ノードを使用してイベントサービスデータを移行するために Enterprise Console 23.11 にアップグレードするのはなぜですか?
Enterprise Console 23.11.0 以降でのみ、複数のプラットフォームがサポートされています。そのため、クラスタノード内のイベントサービスデータを移行するには、Enterprise Console を 23.11.x にアップグレードする必要があります。
イベントサービス 24.x クラスタで SSL とビジネスジャーニーを有効にする必要はありますか?
イベントサービス 4.5.x の設定をイベントサービス 24.x にミラーリングすることを推奨します。イベントサービス 4.5.x で SSL とビジネスジャーニーを有効にしている場合は、イベントサービス 24.x クラスタでも有効にします。