Splunk AppDynamics On-Premises Virtual Appliance のインストール中またはインストール後に次の問題が発生した場合は、トラブルシューティング手順に従ってください。

エアギャップ環境での DNS 設定の更新

エアギャップ環境とは、インターネットに接続されていないネットワークのセットアップを指します。この環境では、DNS が到達不能になる可能性があります。この問題を解決するには、到達可能な DNS サーバーを設定します。

次に、DNS 設定の更新方法について説明する際に使用される詳細な例を示します。

IP アドレス 10.0.0.1、10.0.0.2、および 10.0.0.3 は、仮想アプライアンスクラスタに属します。

10.0.0.5 はスタンドアロンコントローラの IP アドレスです。

stanalone-controller は、スタンドアロンのオンプレミスコントローラの DNS です。

  1. /etc/hosts ファイルを更新します。
    これにより、appdcli ping コマンドが DNS サーバーに到達します。

    例

    AppDOS Cluster Hosts 10.0.0.1 example-air-gap-va-node-3 10.0.0.1.nip.io 10.0.0.2 example-air-gap-va-node-1 10.0.0.2.nip.io 10.0.0.3 example-air-gap-va-node-2 10.0.0.3.nip.io
    CODE
  2. coredns configmap ファイルを編集して、外部コントローラの IP アドレスを追加します。
    kubectl -n kube-system edit configmap/coredns
    CODE
  3. coredns configmap ファイルで、.:53 セクションに次のエントリを追加します。

    例

    hosts { 		10.0.0.5 standalone-controller 		fallthrough 	 }
    CODE
  4. globals.yaml.gotmpl ファイルを編集して、スタンドアロン オンプレミス コントローラの DNS で dnsDomain と dbHost を更新します。

ポッドの CIDR の更新

ポッドのデフォルト CIDR を変更する必要がある場合は、使用可能なサブネット範囲に CIDR を更新できます。ポッドの CIDR を更新するには、次の手順を実行します。

  1. appduser ログイン情報を使用してノードコンソールにログインします。
  2. サービスを停止します。
    appdcli stop appd appdcli stop operators
    CODE
  3. 次のファイルをバックアップします。
    /var/snap/microk8s/current/args/cni-network/cni.yaml /var/snap/microk8s/current/args/kube-proxy
    CODE
  4. cni.yaml ファイルを更新します。
    既存のコンテンツコンテンツを更新
    - name: CALICO_IPV4POOL_CIDR value: "10.1.0.0/16"
    CODE


    使用可能なサブネット範囲を入力します。例：10.2.0.0/16。

    - name: CALICO_IPV4POOL_CIDR value: "10.<Number>.0.0/16"
    CODE
  5. kube-proxy ファイルを更新します。
    既存のコンテンツコンテンツを更新
    --cluster-cidr=10.1.0.0/16
    CODE


    使用可能なサブネット範囲を入力します。例：10.2.0.0/16。

    --cluster-cidr=10.X.0.0/16
    CODE


  6. 次のコマンドを実行して変更を適用します。
    microk8s kubectl apply -f /var/snap/microk8s/current/args/cni-network/cni.yaml
    CODE
  7. ノードを再起動します。
    microk8s stop microk8s start
    CODE
  8. ノードのステータスを確認します。
    microk8s status
    CODE
  9. ippool および calico ポッドを削除します。
    microk8s kubectl delete ippools default-ipv4-ippool microk8s kubectl rollout restart daemonset/calico-node -n kube-system
    CODE

Microk8s にアクセスするのに十分な権限がありません

このエラーは、インストール手順の間に端末が非アクティブだった場合に表示されることがあります。このエラーが発生した場合は、端末に再ログインします。

appdctl show boot に表示されるエラー

appdctl show boot コマンドを実行すると、バックグラウンドプロセスが保留中の場合、次のエラーが表示されます。

Error: Get “https://127.0.0.1/boot”: Socket /var/run/appd-os.sock not found. Bootstrapping maybe in progress Please check appd-os service status with following command: systemctl status appd-os
CODE

数分後にコマンドを実行します。

MySQL サービスの復元

仮想マシンがクラスタで再起動しても、MySQL サービスは自動的に開始されません。MySQL サービスを開始するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを実行します。

    $ appdcli run mysql_restore
    CODE

  2. ポッドのステータスを確認します。

    appdcli run infra_inspect
    CODE 
    NAME                                READY   STATUS      RESTARTS   AGE appd-mysqlsh-0 1/1 Running 0 4m33s appd-mysql-0 2/2 Running 0 4m33s appd-mysql-1 2/2 Running 0 4m33s appd-mysql-2 2/2 Running 0 4m33s appd-mysql-router-9f8bc6784-g7zx7 1/1 Running 0 5s appd-mysql-router-9f8bc6784-fhjnp 1/1 Running 0 5s appd-mysql-router-9f8bc6784-wrcwk 1/1 Running 0 5s
    CODE

複数の再試行後に EUM の正常性が失敗する

次のコマンドを実行して、イベントと EUM ポッドを再起動します。

kubectl delete pod events-ss-0 -n cisco-events kubectl delete pod eum-ss-0 -n cisco-eum
CODE


コントローラ UI で IOException エラーが発生する

コントローラ UI で [Alert and Respond] > [Anomaly Detection] を選択すると、次の IOException エラーが発生します。

IOException while calling 'https://pi.appdynamics.com/pi-rca/alarms/modelSensitivityType/getAll?accountId=2&controllerId=onprem&startRecordNo=0&appId=7&recordCount=1'
CODE

この問題を回避するには、次のコマンドを実行します。

kubectl get pods -n cisco-controller kubectl delete pod <Controller-Pod-Name> -n cisco-controller
CODE