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Enterprise Consoleを使用したイベントサービスのアップグレード
このページでは、主に Linux マシン上のスケールアウト済みのイベントサービスを Enterprise Console を使用してアップグレードする方法について説明します。
Enterprise Console を使用したイベントサービス 23.2.0 へのアップグレードは、Enterprise Console 23.1.1 ディストリビューションではサポートされていません。イベントサービスの新規導入のみがサポートされています。
GUIを使用したイベントサービスのアップグレード
イベントサービスの利用可能なアップグレードがある場合は、GUI にある [Custom Install] または [Events Service] ページのいずれかでアップグレードプロセスを開始できます。
Enterprise Consoleがイベントサービスを自動的に停止するため、アップグレードする前にユーザーがイベントサービスを停止する必要はありません。
イベントサービスをアップグレードした後に、EUMサーバーがデプロイの一部である場合はEUMサーバーをアップグレードします。その後にコントローラをアップグレードします。
イベントサービスの4.1.x、4.2.x、4.3.xから4.4.xまたは最新バージョンへのアップグレード
Enterprise Console は、Windows 環境で単一ノードインストール用にイベントサービスのインストールをサポートしています。複数のリモートノードがある場合は、イベントサービスクラスタの手動アップグレードを実行し、キーを手動で設定する必要があります。「イベントサービスへの接続」を参照してください。
Enterprise Console はコントローラとイベントサービスをまとめて管理するため、events-service-api-store.properties
にあるキーはアップグレード時に設定され相互に同期されます。ただし、キーが正しく同期されたことを確認することを推奨します。appdynamics.on.premise.event.service.key == ad.accountmanager.key.controller
イベントサービスを4.1.x、4.2.x、4.3.xから4.4.xまたは最新バージョンにアップグレードするには、検出とアップグレード機能を使用します。
開始する前に、Enterprise Console の前提条件を満たしていることを確認します。
ブラウザを開き、GUIに移動します。
http(s)://<hostname>:<port>
デフォルトのポートは9191です。
[Install] ホームページに移動して、[Custom Install] をクリックします。
プラットフォームの指定:
プラットフォームの名前とインストールパスを入力します。
インストールパスは、すべてのプラットフォーム コンポーネントがインストールされる絶対パスです。プラットフォームに追加されたすべてのホストに同じパスが使用されます。既存の AppDynamics コンポーネントがインストールされていないパスを使用します。
選択したパスは、書き込み可能である必要があります。すなわち、Enterprise Console をインストールしたユーザーに、そのフォルダへの書き込み権限がある必要があります。また、Enterprise Console で管理されるすべてのホストで同じパスが書き込み可能である必要があります。サンプルパス:
/home/appduser/appdynamics/product
ホストの追加:
Enterprise Console では Windows 上でのリモートオペレーションはサポートされていないため、Windows マシン上のすべてのサービスは Enterprise Console ホストにインストールする必要があります。そのため、Windows Enterprise Console マシンでは、ホストは追加できません。
ホストマシンの関連情報(ホスト名、ユーザー名、秘密鍵)を入力します。ここでイベントサービスがアップグレードされます。そのため、これは、現在イベントサービスが起動されているホストマシンを指している必要があります。認証情報とホストを追加する方法の詳細は、「Enterprise Consoleの管理」を参照してください。
- Platforms をクリックします。新しく作成したプラットフォームを選択して [Events Service] ページに移動します。
- イベントサービスを検出します。
- Discover & Upgrade Events Service を選択します。
ドロップダウンから、利用可能な対象バージョンを選択します。
この一覧には、Enterprise Consoleで認識されるバージョンが含まれています。すなわち、Enterprise Consoleインストーラがこれらのバージョンに対して実行されていれば、イベントサービスを中間バージョンまたは最新バージョンにインストールできます。
- Installation Directoryにインストールディレクトリを入力します。
- Events Service Hostにイベントサービスホストを入力します。
[Submit] をクリックします。
Enterprise Console は、選択されたホストマシンのイベントサービスをアプリケーションビルドにオンボードします。Enterprise Consoleがコンポーネントを発見すると、アップグレードが利用可能かどうかもチェックしてアップグレードを実施します。この間のイベントサービスのダウンタイムを計画してください。[Jobs] ページでアップグレードジョブのステータスを確認できます。
アップグレードが完了すると、[Events Service] ページでイベントサービスの正常性ステータスと関連情報にアクセスできます。
4.4.xまたは最新バージョンにアップグレードしている場合は、イベントサービスを開始および停止するためのコマンドが変更されています。「イベントサービスの管理」を参照してください。
イベントサービスの4.4.xから最新バージョンへのアップグレード
Enterprise Console の既存のプラットフォームですでにイベント サービス クラスタ ノードを管理している場合は、この手順を使用してイベントサービスをアップグレードする必要があります。
イベントサービスをバージョン 4.4.x から最新バージョンにアップグレードするには、イベントサービスのアップグレード機能を使用します。
開始する前に、Enterprise Console の前提条件を満たしていることを確認します。
- Enterprise ConsoleのアップグレードEnterprise Console を最新バージョンにアップグレードします。
ブラウザを開き、GUIに移動します。
http(s)://<hostname>:<port>
デフォルトポートは9191です。
- プラットフォームの [Events Service] ページに移動します。
- アップグレードするイベントサービスホストを選択します。
- Upgrade Events Service をクリックします。
ドロップダウンリストから、利用可能な対象バージョンを選択します。
この一覧には、Enterprise Consoleで認識されるバージョンが含まれています。すなわち、Enterprise Consoleインストーラがこれらのバージョンに対して実行されていれば、イベントサービスを中間バージョンまたは最新バージョンにインストールできます。
- アップグレードを確定します。
CLIを使用したイベントサービスのアップグレード
適用可能なイベント サービス アップグレードがある場合、アプリケーション CLI を使用してアップグレードプロセスを開始できます。
Enterprise Consoleがイベントサービスを自動的に停止するため、アップグレードする前にユーザーがイベントサービスを停止する必要はありません。
イベントサービスをアップグレードした後に、EUMサーバーがデプロイの一部である場合はEUMサーバーをアップグレードします。その後にコントローラをアップグレードします。
イベントサービスの4.1.x、4.2.x、4.3.xから4.4.xまたは最新バージョンへのアップグレード
イベント サービス ソフトウェアを 4.1.x、4.2.x、または 4.3.x から 4.4.x または最新バージョンにアップグレードするには、以下の手順を実行する前に、Enterprise Console のインストーラをダウンロードしてインストールしておく必要があります。
次のコマンドを使用してプラットフォームを作成します。
bin/platform-admin.sh create-platform --name <platform_name> --installation-dir <platform_installation_directory>
インストールディレクトリは、Enterprise Consoleによってすべてのプラットフォームコンポーネントがインストールされるディレクトリです。
障害の発生を避けるために、バージョン4.3以前のPlatform Adminのインストールディレクトリは使用しないでください。代わりに、新規または空のディレクトリを指定します。
Enterprise Console がイベントサービスホストにリモートでアクセスおよび管理するために使用する SSH キーを追加します(「SSH キーの作成」を参照)。
bin/platform-admin.sh add-credential --credential-name <name> --type ssh --user-name <username> --ssh-key-file <file path to the key file>
<file path to the key file>
は Enterprise Console マシンの秘密鍵です。インストールプロセスで、鍵がイベントサービスホストにデプロイされます。プラットフォームに追加した認証情報を渡して、プラットフォームにホストを追加します。
bin/platform-admin.sh add-hosts --hosts es_host_1 es_host_2 es_host_3 --credential <credential name>
統合されていないイベントサービスノードを検出します。
bin/platform-admin.sh submit-job --service events-service --job discover-upgrade --platform-name <name_of_the_platform> --args destinationDirectory=<path_to_events_service> serviceActionHost=<es_host_1 es_host_2 es_host_3>
このコマンドは、ノードをEnterprise Consoleに統合し、そのノードをアップグレードします。アップグレードが失敗した場合は、引数として
useCheckpoint=true
フラグを--args.
の後に渡すことで、アップグレードを再開できます。
4.4.xまたは最新バージョンにアップグレードしている場合は、イベントサービスを開始および停止するためのコマンドが変更されています。「イベントサービスの管理」を参照してください。
イベントサービスの4.4.xから最新バージョンへのアップグレード
4.4.xから最新バージョンへのアップグレードは、Enterprise ConsoleのEvents Serviceページから、または以下のコマンドを使用して実行できます。
- Enterprise ConsoleのアップグレードEnterprise Console を最新バージョンにアップグレードします。
<Enterprise Console home directory>/platform-admin directory
に移動します。最後のセッションから1日以上経った場合には、以下のコマンドを使用してログインする必要があります。
bin/platform-admin.sh login --user-name <admin_username> --password <admin_password>
次のコマンドを使用して、イベントサービスノードにアップグレードを適用します。
bin/platform-admin.sh submit-job --service events-service --job upgrade --platform-name <name_of_the_platform>
アップグレードが失敗した場合は、引数として
useCheckpoint=true
フラグを--args.
の後に渡すことで、アップグレードを再開できます。