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プラットフォーム構成の更新
構成は、インストールをカスタマイズできるために重要です。Enterprise Consoleを使用して、GUIおよびCLIからこれらの設定を構成することができます。ただし、CLIからのサービス構成の更新に対するサポートには、制限があることに注意してください。そのため、特に複数行の値の場合、構成の更新にはGUIを使用することが推奨されます。
Enterprise Consoleの構成設定は、プラットフォーム設定、コントローラ設定、イベントサービス設定の3つのカテゴリに分類されます。
プラットフォームプロパティ
プラットフォーム構成を使用して、UIでプラットフォーム説明を更新することができます。プラットフォームパスの更新は、CLI のみで許可されます。
Controller Settings
[Controller Settings] ページでは、コントローラを調整できます。単一コントローラと高可用性コントローラの両方について、データベース構成、JVM オプション、リスナー、スレッドプールなどの設定を構成できます。
Appserver Configurations
Controller SettingsのAppServer Configurationsページで、多くのdomain.xml構成を編集できます。また、ポートを変更し、コントローラを小さなプロファイルから上位のプロファイルに更新することもできます。構成は基本、JVMオプション、およびSSL証明書管理に分類されます。
基本
プロファイル:デモ、小、中、または大
コントローラプロファイルを、小さなプロファイルから大きなプロファイルに変更できます。変更する前に、使用するプロファイルサイズの要件をホストマシンが満たしていることを確認してください。
Enterprise Consoleでは、中および大のプロファイルについてのみ、トランザクションログdirおよびdbデータdirのディスクサイズがチェックされます。トランザクションログが別のマウントにある場合、最小推奨ディスクサイズの半分がチェックされます。
このプロセスは不可逆的で、大きいサイズのプロファイルから小さいサイズのプロファイルに移行することはできません。コントローラのヒープ設定またはデータベース構成設定を調整し、それが新規プロファイルの推奨設定を上回る場合、これらの設定が保持されます。これに該当しない場合は、AppDynamics の推奨設定が適用されます。
コントローラプロファイルのサイズを増やすには、プラットフォーム、[Configurations]、[Controller Settings]、[Appserver Configurations] の順に選択して [AppServer Configurations] に移動します。ページの上部で、新しいプロファイルを選択してから、[Save] をクリックします。
また、CLI を使用し、需要の増加に対応するためにコントローラのプロファイルサイズを増やすこともできます。bin/platform-admin.sh update-controller-profile --profile <profile size>
詳細については、「コントローラシステム要件」を参照してください。
- テナンシーモード
- 外部ロードバランサ URL(HA のみ):これは、ディープリンク URL です。
- 内部仮想IPアドレス(HAのみ)
- ポート:サーバポート:8090、管理ポート:4848、SSL ポート:8181、IIOP ポート:3700、JMS ポート:7676
コントローラポートを変更するには、プラットフォーム、[Configurations]、[Controller Settings]、[Appserver Configurations] の順に選択して、[AppServer Configurations] に移動します。ページ最上部の近くで、新しいポートを指定し、スクロールダウンして、[Save] をクリックします。これによってコントローラが再起動されます。新しいポートが利用可能である必要があることに注意してください。 - Glassfish管理パスワード
データベース ユーザー パスワード
このパスワードを指定しない場合は、デフォルトのパスワードが使用されます。詳細な手順については、「コントローラルートユーザーのパスワードの変更」を参照してください。新規インストールまたはアップグレードの後、Appserver ディレクトリの
domain.xml
で、データベース ユーザ パスワードがエイリアスとして非表示になります。また、CLI を使用してデータベース ユーザ パスワードを変更することもできます。
MySQL DB:
bin/platform-admin.sh submit-job --platform-name <platform_name> --service controller --job update-passwords --args newDatabaseUserPassword=<password>
- 高度な構成
- NUMAコントローラ構成:この設定は、アップグレード時に保持されます。
- NUMAデータベース構成:この設定は、アップグレード時に保持されます。
JVMオプション
- JVM オプション:このページから、
modifyJvmOptions
ユーティリティやその他の外部スクリプトを使用せずに JVM オプションを更新することができます。 - ドメインHttpサービス
- ドメインプロトコル
ドメインネットワークリスナー
HTTPSリスナーを無効化することはできません。
- ドメイン転送
- ドメインスレッドプール
また、以下の手順に従い、CLIを使用してドメイン構成設定を更新することもできます。
- 4つすべての構成を、個別のファイルにダウンロードします。構成ファイルの詳細は、「AWSへのコントローラのデプロイ」を参照してください。
- 4つの変数を作成およびロードします。
new_network=`cat domain-network-listeners.txt`
new_protocol=`cat domain-protocols.txt`
new_thread=`cat domain-thread-pools.txt`
new_transports=`cat domain-transports.txt`
platform-admin/bin
に移動し、ログインします。cd platform-admin/bin
BASH./platform-admin.sh login --user-name=admin --password=password
BASHEnterprise Consoleホストで、以下のコマンドを実行します。
./platform-admin.sh update-service-configurations --service controller --job update-configs --args domainProtocols="$new_protocol" domainTransports="$new_transports" domainNetworkListeners="$new_network" domainThreadpools="$new_thread"
BASH
SSL証明書管理
- ここで、SSL証明書を表示および編集できます。
コントローラデータベースの構成
次を使用してデータベース構成を変更できます。
- [Database Configuration] UI ページ
- Enterprise Console CLI
[Database Configuration] UI ページ
[Database Configuration] UI ページを使用して、MySQL 設定を編集できます。データベースホストで構成ファイルを調整する必要がないため、これは有用です。
RAM メモリが 200 GB を超えていて、NUMA ベースのアーキテクチャを使用している場合は、各 AppDynamics コンポーネントに対してプロセスとメモリの両方を割り当てる Linux ノード(通常は CPU ソケット番号)を指定できます。たとえば、2 ソケットマザーボードの場合、AppDynamics は次のノード構成設定を推奨します。
- Glassfish は、最初のノード:0 にスレッド/プロセスとメモリを割り当てる必要があります。
- MySQL は、2 番目のノード:1 にスレッド/プロセスとメモリを割り当てる必要があります。
構成には、以下が含まれます。
DB 構成設定
データディレクトリ:datadir
パスおよびデータベースポートを、このページから変更できます。MySQL ルートディレクトリなどの一部の構成は、Enterprise Console から変更できません。
DB ルートパスワード
Enterprise Console では、MySQL ルートパスワードを変更できません。ただし、コントローラのMySQLルートパスワードを変更する場合、Enterprise Consoleで新しいパスワードが認識されるよう、Database Configurationsページでデータベースルートパスワードを更新する必要があります。
Enterprise Console CLI
Enterprise Console CLI を使用して、コントローラのデータベース構成をプログラムによって更新できます。これにより、アップグレード中に構成設定を保持できます。
- 高可用性ツールキット(HATK)を使用している場合は、セカンダリコントローラでこれらの設定を手動で適用し、セカンダリサーバを再起動する必要があります。
- これらの手順は、UNIX オペレーティングシステムに固有のものです。
CLI を使用してデータベース構成を更新するには、次のようにします。
- プライマリコントローラのホストから Enterprise Console のホストに
db.cnf
ファイルをコピーし、たとえばdb.cnf.new
ファイルにします。 - この
db.cnf.new
ファイルを編集して新しい設定を追加するか、既存の値を更新します。 db.cnf.new
ファイルを環境変数にロードします。new_db_cnf=`cat db.cnf.new`
CODEplatform-admin/bin
ディレクトリに移動し、ログインします。./platform-admin.sh login --user-name=admin --password=password
CODEEnterprise Console ホストで以下のコマンドを実行します。
bin/platform-admin.sh submit-job --service controller --job db-update-config --args mysqlCnfContent="$new_db_cnf"
CODE
レポートサービス構成
[Reports Service Configurations] ページでは、レポートサービスポートを更新できます。
- レポートサービスHTTPポート:8020
- レポートサービスHTTPSポート:8021
またここでは、SSL証明書を表示および編集することもできます。
イベントサービス設定
イベントサービス構成は、読み取り専用です。イベントサービスの管理方法は、「イベントサービスの管理」を参照してください。構成は以下のとおりです。
- プロファイル:この値は、DevまたはProdのいずれかになります。
- インストールディレクトリ
- データディレクトリ
- ポート
- Elastic Searchポート:9200
- REST APIポート:9080
- REST API管理ポート:9081
- ユニキャストポート:9300
コントローラ構成の更新
ディープリンクURL、JVMオプション、ネットワークリスナーなどのコントローラ構成を更新できます。
ディープリンクURLの更新
ディープリンクURLの更新手順:
platform-admin/bin
に移動し、ログインします。cd platform-admin/bin
BASH./platform-admin.sh login --user-name=admin --password=password
BASHEnterprise Consoleホストで、以下のコマンドを実行します。
./platform-admin.sh update-service-configurations --service controller --job update-configs --args controllerExternalUrl=<server-protocol>://<controller-host>:<controller-port>
ここで、
server-protocol
は http または https です。
JVMオプションの更新
JVMオプションおよびネットワークリスナーの更新手順:
platform-admin/bin
に移動し、ログインします。cd platform-admin/bin
BASH./platform-admin.sh login --user-name=admin --password=password
BASHEnterprise Consoleの全コントローラ構成を一覧にします。
./platform-admin.sh list-service-configurations --service controller > controller-configs.conf
controller-configs.conf
を開き、すべての JVM オプションをコピーします。その後、それらを個別のファイルに貼り付け、任意のパラメータを編集します。Enterprise Consoleホストで、以下のコマンドを実行します。
./platform-admin.sh update-service-configurations --service controller --job update-configs --args controllerNonHostJvmOptions='All JVM options from the previous step including the updated fields'
例:
./platform-admin.sh update-service-configurations --service controller --job update_configs --args controllerNonHostJvmOptions='-Djava.awt.headless=true, -Djdk.corba.allowOutputStreamSubclass=true, ...'
構成変更の保持
Enterprise Console では、domain.xml
や db.cnf
などの構成ファイルに対する多くの一般的なカスタマイズが認識され、保持されますが、すべてが保持されることは保証されません。ファイルの構成を手動で変更した場合、更新後に構成を確認してください。
また、コントローラをEnterprise Consoleから削除し、構成変更を保持するために再発見することもできます。
platform-admin/bin
に移動し、ログインします。cd platform-admin/bin
BASH./platform-admin.sh login --user-name=admin --password=password
BASH[Controller] ページで、[Remove Controller] をクリックするか、Enterprise Console ホストで次のコマンドを実行します。
./platform-admin.sh submit-job --job remove --service controller --platform-name=PLATFORM-NAME --args removeBinaries=false
BASH./platform-admin.exe cli submit-job --job remove --service controller --args removeBinaries=false
BASHremoveBinaries=false
の場合、Enterprise Console でコントローラに影響を与えたり、コントローラがアンインストールされたりすることなく、コントローラが認識されなくなります。[Discover & Upgrade ] 機能を Enterprise Console を使用してコントローラをアップグレードする場合と同様に使用してコントローラを発見するか、Enterprise Console ホストで次のコマンドを実行します。
./platform-admin.sh submit-job --service controller --job discover-upgrade --platform-name <name_of_the_platform> --args destinationDirectory=<path_to_controller> controllerRootUserPassword=<controller_root_password> newDatabaseUserPassword=mysqlControllerUserPassword newDatabaseRootPassword=<db_root_password> controllerPrimaryHost=<hostname> controllerDBHost="<auroraDBHost>" databaseType=aurora
BASHbin/platform-admin.exe cli submit-job --service controller --job discover-upgrade --platform-name <name_of_the_platform> --args destinationDirectory=<path_to_controller> controllerRootUserPassword=<controller_root_password> newDatabaseRootPassword=<db_root_password> controllerPrimaryHost=<hostname>
BASH既存コントローラディレクトリへの完全なパスを指定および入力する必要があります。