他のイベントタイプと同じ方法で、Analytics Search UI からビジネスプロセスイベントを表示します。または、ビジネスプロセス UI で [Analytics Search] ボタンを使用します。

ビジネスプロセスの検索

基礎となるイベントにワンクリックアクセスするには、ビジネスプロセス UI の [Analytics Search] ボタンを使用します。有効なビジネスプロセスを選択し、[Analytics Search] をクリックすると、基本モードの [Searches] ページに直接移動できます。[Analytics Search] ボタンは、[Draft] 状態および [Valid Draft] 状態の定義では使用できません。


または、Analytics Search UI にアクセスし、[event type] ドロップダウンを使用してビジネスプロセスイベントを検索します。ビジネスプロセス名は、カスタムイベントと同様に、Search UI でイベントタイプを示します。この例では、「loanapprovals」です。

ビジネスプロセスデータを検索し、他の分析イベントタイプと同じ方法で可視化できます。

ビジネスプロセスでは、分析を実行すること、データのスライスとダイスを行うこと、およびウィジェットを作成することもできます。たとえば、ローン承認のビジネスプロセスを使用して、承認時間のパーセンタイル値、タイプ別のローン金額、およびタイプ別のローン申し込みを次のように可視化できます。

50 パーセンタイルの線は、ローン承認の 50% がこの線の下で発生したことを示します。同様に、各パーセンタイルの線は、その線の下で承認されたローンの対応するパーセンテージを表します。

ビジネスプロセスの ADQL クエリ

ADQL を使用してビジネスプロセスイベントを照会するには、各マイルストーンの完全な名前空間付きのフィールド名を使用する必要があります。フィールド名は、フィールドにマイルストーン名を追加することによって作成されます。検索 UI で ADQL を使用してクエリを作成する場合、フィールドの完全な名前を使用する必要があります。次の図は、サンプル ADQL クエリの作成を示しています。

loanapproval ビジネスプロセスのサンプル ADQL クエリを次に示します。

ビジネスプロセスのメトリック

Application Analytics により、ビジネスプロセスの定義レベルとマイルストーンレベルで、設定済みのメトリックが生成されます。これらのメトリックはメトリックブラウザで表示できます。メトリック値は 1 分ごとに報告されます。たとえば、観測値が 5 の場合、1 分間に受信されたレコードの数が 5 であることを示します。過去 5 分間に報告されたレコードの数が 25 の場合、メトリックブラウザには概算の観測値(つまり 5)が反映されます。メトリックを計算するために、Analytics では timeTaken および totalTime という名前の 2 つのフィールドが追加されます。

各マイルストーンの関連イベントに [timeTaken] フィールドが追加されます。このフィールドは、イベントが前のマイルストーンからマイルストーンに到達するために要した時間を表します。したがって、最初のマイルストーンにはこの値が割り当てられません。

[totalTime] フィールドは、各ビジネスプロセスの定義の関連イベントに追加されます。[totalTimeは、ビジネスプロセスを構成するすべてのマイルストーンを対象とするイベントのエンドツーエンドの時間を表します。これは、イベントが最初のマイルストーンから最後のマイルストーンに到達するために要する時間です。何らかの理由で、最初または最後のマイルストーンが欠落している場合、そのイベントに対して totalTime は計算されません。たとえば、クレジット検査段階でローンの申し込みが拒否された場合、ワークフローは承認段階に到達しません。この場合、totalTime は特定されません。 

上記のフィールドを使用することで、次の設定済みのメトリックが生成されます。

マイルストーンレベル

平均所要時間:[timeTaken] フィールドで測定された値の平均。過去 1 日以内に開始され、過去 1 分以内にマイルストーンに到達したイベントを評価します。
1 分あたりの呼び出し数:過去 1 日以内に開始され、過去 1 分以内に選択したマイルストーンに到達したイベントの数。

定義レベル

平均合計時間:[totalTime] フィールドで測定された値の平均。過去 1 日以内に開始され、過去 1 分以内に最初のマイルストーンに到達したイベントを評価します。
1 分あたりの呼び出し数:1 分あたりに測定されたビジネスプロセスイベントの数。この数値は、最初のマイルストーンの 1 分あたりの呼び出し数の値と同じです。この値は、過去 1 日以内に開始され、過去 1 分以内に最初のマイルストーンに到達したイベントを評価することで計算されます。

設定済みのメトリックを生成するためのルックバック期間は 1 日です。イベントが完了するまでに、または次のマイルストーンに到達するまでに 1 日以上かかる場合、メトリックの値が正確ではない可能性があります。 これは、Analytics によって正しい値を生成するための十分なイベントレコードがないことが原因です。これにより誤った値が表示されます。たとえば、平均totalTimeメトリックは、イベントがルックバック期間内(つまり 1 日以内)に終了した場合にのみ正確になります。 


既存の定義には、設定済みのメトリックは作成されないので注意してください。対応する設定済みのメトリックを生成するには、新しい定義を作成する必要があります。

ビジネス プロセス ダッシュボード

Analytics には、ビジネスプロセス用の 2 つのビュー(カードビューとグリッドビュー)があります。ビジネスプロセスページはデフォルトでグリッドビューになっていますが、カードビューに切り替えると、UI ではそのビューが優先となります。次回ログインすると、ビジネスプロセスページはデフォルトでカードビューになります。ビューを切り替えるには、ツールバーの [View] ボタンを使用します。

カードビューには、主要なメトリックとともに、ビジネスプロセスの定義ごとに設定済みのダッシュボードが表示されます。ダッシュボードでは、各ビジネスプロセスの定義に関連するマイルストーン、および次のメトリックが強調表示されます。

Analytics バージョン 4.5 のリリースよりも前に作成されたビジネスプロセス用のダッシュボードには、次のマイルストーンメトリックに到達するまでの平均時間は表示されません。 対処するには、いずれかのマイルストーンの [Extract Field] セクションを編集し、新しいフィールドを追加するか、既存のフィールドを削除します。定義が保存された後、Analytics は欠落している値の生成を開始します。数分以内に、編集したビジネスプロセス次のマイルストーンに到達するまでの平均時間の値が表示されます。

 


[Time range] メニューで、メトリックを計算するためにどのイベントを考慮するかを決定します。メトリックの計算で考慮されるイベントは、選択した時間範囲内に開始されたイベントのみです。

  • エンドツーエンド: 対応するビジネスプロセスを完了するためにイベントでかかったエンドツーエンドの平均時間。これは、イベントが最初のマイルストーンから最後のマイルストーンに到達するまでにかかった平均時間です。
  • コンバージョン: コンバージョン率は、最初のマイルストーンから最後のマイルストーンに到達したイベントのパーセンテージを表します。これは、(最後のマイルストーンに到達したイベント) * 100 / (最初のマイルストーンに到達したイベント) として計算されます。
  • 次のマイルストーンに到達するまでの平均時間:イベントが現在のマイルストーンから次のマイルストーンに到達するまでにかかった平均時間です。この値は、各マイルストーンの間に表示される数値で表されます。 
  • マイルストーンごとのイベント数:特定のマイルストーンに到達したイベントの数です。この値は、各マイルストーンを表す円の中に表示される数値で示されます。