AppDynamics は、モニタ対象システムのメトリックを経時的にレポートします。
AppDynamics UIには、メトリックデータを視覚化するための様々なグラフやツールが用意されています。このセクションでは、アプリケーションのパフォーマンスを効果的に分析する方法について説明します。
メトリック視覚化ツールについて
メトリックデータはUIの至るところに表示されますが、メトリックを詳しく調べる際はMetric Browserがメインのインターフェースとなります。ただし、メトリックブラウザはメトリックを検査する主要なインターフェイスです。メトリックブラウザは、選択した期間に収集されたすべてのメトリック値を、展開可能なツリーとして表示します。
このブラウザでは、メトリックをツリーからグラフにドラッグ&ドロップしてメトリックを比較したり、パターンを分析したりできます。
分析ツールには、以下が含まれます。
- スケーラビリティ分析ツールは、負荷(1分間あたりのコール)の変化に対してパフォーマンスがどのように増減しているかを示す散布図を提供します。負荷は、アプリケーション全体、ビジネストランザクション、またはサーバーを対象に、応答時間またはCPU時間と比較することができます。
- 相関分析ツールは、2つのメトリックを比較する散布図を提供します。X軸とY軸にどのメトリックを表示するかを構成します。
メトリックについて
AppDynamicsには、お使いのアプリケーションのパフォーマンスを反映するメトリックが豊富に用意されています。また、メトリックを一定の方法で拡張したり適合させたりすることも可能です。たとえば、インフォメーションポイントでは、メソッドパラメータや戻り値などのアプリケーションの値から収集されたデータに基づいてメトリックを作成することができます。また、パーセンタイルメトリックでは、ユーザーにとって有用な偏差点でメトリックを構成できます。
カスタムメトリックを使うことで、任意のアプリケーションパラメータからメトリックを作成できます。カスタムメトリックの詳細については、「拡張機能とカスタムメトリック」を参照してください。