合成プライベートエージェントを使用すると、パブリックインターネットに表示されない内部 Web サイトまたはサービスをモニタできます。また、合成プライベートエージェントを使用すると、ネットワーク上の特定のファシリティからテストすることもできます。たとえば、銀行が各支店に合成プライベートエージェントをインストールすると、その支店が銀行のアプリケーションにアクセスできるかどうかをモニタすることができます。

合成プライベートエージェントは、Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2 にインストールできるソフトウェアパッケージです。インストール後、合成プライベートエージェントは合成サーバ(オンプレミスまたは SaaS)に接続され、EUM アカウントで登録されます。これが完了すると、合成プライベートエージェントの場所で合成ジョブを実行するように構成できます。

制限事項

合成プライベートエージェントを使用する際は、コントローラ UI で次の制限事項が発生します。

  • [Synthetic Job Editor] には、合成プライベートエージェントの場所でどれが実際にインストールされているかに関係なく、4 つすべてのブラウザのオプションが表示されます。使用できないブラウザを選択した場合、ジョブを保存するときにエラーが表示されます。
  • [Synthetic Job Editor] から合成プライベートエージェントの場所を選択するとき、合成プライベートエージェントではトラフィックシェーピングがサポートされていないため、接続速度を選択できなくなります。 

4.3 コントローラとの互換性

4.3 コントローラで合成プライベートエージェントを使用できますが、4.3 コントローラで発生する次の既知の問題を回避するためには、4.4 にアップグレードすることをお勧めします。

  • [License] ページには、合成プライベートエージェントのライセンスの使用状況が表示されません。合成ホステッドエージェントの使用状況は正確になります。
  • [Synthetic Jobs] ページの [License] 列には、合成プライベートエージェントを使用するジョブの誤った情報が表示されます。
  • プライベートエージェントを使用するジョブがある場合、[Synthetic Jobs] ページ上部のライセンス情報ヘッダーは正しくありません。
  • [Synthetic Job Editor] で、合成プライベートエージェントと合成ホステッドエージェントの場所が 1 つのフラットリストに表示されます。