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ネットワークの可視性を有効にする前に、次のガイドラインと注意事項を確認してください。 

システム要件

ネットワークの可視性では、サポートされているバージョンのネットワークエージェントがモニタ対象サーバにインストールされている必要があります。 

ネットワークの可視性機能は、Linux および Windows で使用できます。ネットワークの可視性機能を有効にして使用するには、ネットワークの可視性のライセンスが必要です。AppDynamics コントローラでは、ネットワークの可視性はデフォルトで有効になっています。詳細については、「ライセンスの付与および制限事項」を参照してください。

Linux システムの要件

ネットワークの可視性では、次のものが必要です。

  • コントローラバージョン 4.4 以降とネットワークの可視性のライセンス。
  • ネットワークエージェントをインストールするためのエージェントホストの sudo または root  アクセス権限。エージェントを実行するために、sudo または root アクセス権限は必要ありません。
  • Linux の各ホストには、次のものが必要です。
    • ネットワークの可視性エージェント(バージョン 4.4 以降)。
    • Java アプリケーション サーバ エージェント(バージョン 4.4 以降)とアプリケーション エージェントのライセンス。
  • ネットワークの可視性は、Java アプリケーション サーバ エージェントのみを使用する Linux ホストでサポートされます。

Linux でのネットワークの可視性

ネットワークエージェントは、glibc 2.12 以降に基づく Linux ディストリビューションでサポートされます。

  • CentOS 6 以降(32 ビットと 64 ビット)
  • Ubuntu 14 以降(32 ビットと 64 ビット)
  • Red Hat Enterprise Linux 6 以降(32 ビットと 64 ビット)
  • Fedora 24 以降(32 ビットと 64 ビット)

ネットワークエージェントのホストには、次のライブラリが事前にインストールされている必要があります。

  • libdl.so.2
  • libpthread.so.0
  • librt.so.1
  • libm.so.6
  • libc.so.6
  • libncurses.so.5
  • libtinfo.so.5
  • libstdc++.so.6
  • libgcc_s.so.1

Windows システムの要件

各 Windows ホストには次のものが必要です。

Windows でのネットワークの可視性

ネットワークエージェントは、次の Windows ディストリビューションの Java アプリケーションでサポートされます。

  • Windows Server 2019(64 ビット)
  • Windows Server 2016(64 ビット)
  • Windows Server 2012(64 ビット)
  • Windows Server 2012 R2(64 ビット)
  • Windows Server 2008(64 ビット)
  • Windows Server 2008 R2(64 ビット)

ネットワークエージェントは、次のランタイム環境で Windows .NET Framework バージョン 3.5 以降で実行されている .NET アプリケーションでサポートされます。

  • Microsoft IIS バージョン 6.0、7.0、7.5、8.0、8.5、10
  • 管理されたWindowsサービス
  • 管理されたスタンドアロンアプリケーション

ネットワークの可視性エージェントバージョン 4.5.7 以降は、ディレクトリ検索と ADO.NET を除き、同期コールを使用して実装された .NET エージェントバージョン 4.5.15 以降がモニタする .NET アプリケーションをサポートします。この機能はデフォルトでは無効になっています。これを有効にするには、エージェント ノード プロパティ socket-enable=true を設定します。このプロパティの設定の詳細については、「アプリケーション エージェントのノードプロパティ(S)」を参照してください。 

.NET エージェントバージョン 4.5.15 以降および AppDynamics コントローラバージョン 4.5.14 以降をインストールしている場合は、ネットワークの可視性機能を使用できます。 

非同期の .NET コールのネットワークトラフィックのモニタリングのサポートは制限されています。非同期の .NET コールがネットワークトラフィックを正しくレポートしない場合は、サポートに連絡して、トランザクションに関連するライブラリ/API/フレームワークなどの使用状況を報告してください。この情報は、機能拡張のために製品チームに渡されます。

制限

  • このリリースでは、次のネットワークフローマップ機能はサポートされません。
  • 統合フローマップ
  • Web サーバと APM エントリ階層間のフローの可視化
  • ネットワークフローマップでは、選択した時間範囲に基づいて接続は除外されません。
  • 同じホスト上の複数のアプリケーション サーバ エージェントが異なるコントローラにレポートする場合、ネットワークエージェントはこれらのアプリケーション サーバ エージェントをモニタできません。すべてのアプリケーション サーバ エージェントが同じコントローラにレポートする必要があります。

  • ネットワークダッシュボードには、正常性ルールのデータは表示されません。 

  • ネットワークダッシュボードでは、正常性ルールの違反は表示できません。ネットワークの可視性のデータに基づく正常性ルール違反など、正常性ルール違反を表示するには、アプリケーション ダッシュボードに移動します。 

既知の問題

  • 個々のノードのネットワークフローマップを開くと、ノードとロードバランサ間のリンク、およびノードと TCP エンドポイント間のリンクの KPI メトリックにより、(個々のノードのみの KPI の代わりに)親階層のすべてのノードのネットワーク KPI が表示されます。個々のノードの KPI を表示するには、リンクポップアップを開き、[Connection KPI] を確認します。 
  • ネットワークの可視性では、古い Web サーブレットを使用するクロス アプリケーション フローはモニタできません。対処法として、古いサーブレットの計測を無効にできます。影響として、これらのフローのビジネストランザクションが Web サービスではなく、サーブレットとして認識されます。この対処法を実施するには、次のようにします。

    1. コントローラ UI で対象のアプリケーションを選択します。
    2. [Configuration] > [Instrumentation] > [Transaction Detection] を選択します。
    3. Jersey Servlet と Jersey 2.x Servlet の計測を無効にします。
    リリースノートのネットワークの可視性に関する既知の問題も参照してください。