スマートエージェントが同じマシンにインストールされている場合にのみ、UI を使用してマシンにエージェントをインストールできます。

サポートされているエージェントをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. [Home] > [Agent Management ] > [ Manage Agents] の順にクリックします。
  2. 右側のペインで [ Install Agent] をクリックします。
  3. エージェントのタイプを選択し、[Next] をクリックします。
  4. 次のいずれかを選択してエージェントを展開する場所を指定し、[Next] をクリックします。
    • Select from List:スマートエージェントがインストールされているホストをリストから選択し、左矢印をクリックして、選択したテーブルの下にリストすることができます。複数のホストを選択できます。
      単一のホストに複数のエージェントを追加でき、この手順を繰り返すことで複数のホストを選択できます。
      次に、エージェントのインストールページの画像の例を示します。この画面は、選択したエージェントによって異なる場合があります。
      マシンエージェントには、[Application]、[Tier]、および [Node] フィールドは含まれません。

    • Import from CSV file:ホスト名、スマートエージェント ID、アプリケーション、階層、ノード、インストールディレクトリなどの必須列を含む CSV ファイルをアップロードできます。
  5. アプリケーション、ノード、および階層名にプレフィックスを追加する場合は、[Custom Prefix] を選択します。それ以外の場合は、アプリケーションの詳細の指定に進みます。
  6. (Java エージェントの場合)単一の Java エージェントを使用してマシン上で複数の Java プロセスをインストゥルメント化するには、mynode_${appd_auto_name} などのテンプレート化されたノード名を使用します。
    インストゥルメント化されたすべてのプロセスが、一意の解決されたノード名を受け取ります。 
  7. [Set Agent Attributes] ページでエージェント属性を設定し、[Install] をクリックします。
    1. ダウンロードソースを選択できます。このソースには、Splunk AppDynamics ダウンロードポータル([Using Splunk AppDynamics Portal])、ローカルディレクトリ([Using Local Directory])、またはカスタム HTTP サーバー([Custom HTTP URL])を指定できます。
      [Custom HTTP URL] を選択し、HTTP サーバーで認証が必要な場合は、Basic 認証を使用するようにスマートエージェントを設定します。「カスタムアーティファクトの場所の認証の設定」を参照してください。
    2. [Additional Configuration] を選択して、設定の詳細を追加できます。エージェント固有のカスタム設定を使用して、[Custom Configuration] に指定します。使用できるキーのリストについては、「カスタム設定」を参照してください。
      複数の属性を個別の行に追加できます。
      • マシンエージェント:エージェントとコントローラの通信に必要なカスタム構成が指定されていることを確認します。エージェントエンドポイントを設定するには、追加の設定フィールドに以下を追加します。
        analytics_event_endpoint: "https://<IP address or DNS name>:443"
        CODE

        エンドポイントを指定しない場合、スマートエージェントはデフォルト値 analytics_event_endpoint: "https://fra-ana-api.saas.appdynamics.com:443" を使用します。 
      • .NET MSI の場合、Custom AD_Setup file content のみを設定できます。「.NET MSI の追加設定」を参照してください。


  8. インストールのステータスを [Tasks in Progress] で確認します。
    特定のホストを検索し、ログファイルを確認できます。タスクが完了すると、タスクは [History] タブに追加されます。

    ログファイルは、タスクの完了後に生成されます。

カスタム Artifactory の場所の Basic 認証の設定

HTTP サーバーで認証が必要な場合は、Basic 認証を使用するようにスマートエージェントを設定する必要があります。Basic 認証を使用するようにスマートエージェントを設定すると、スマートエージェントは Nexus や Artifactory などの HTTP サーバー、またはカスタム HTTP サーバーと通信します。

Basic 認証を設定するには、スマートエージェントの config.ini ファイルの [AnsibleConfig].EnvVars セクションに次の変数を含めます。

  • ENABLE_CUSTOM_HTTP
  • CUSTOM_HTTP_USERNAME
  • CUSTOM_HTTP_PASSWORD

次の例を参考にしてください。

[AnsibleConfig]
ExtraVars = create_appdynamics_user=false,add_ansible_install_env_var=false,check_pkg_dependencies=false,download_script=py
EnvVars = ANSIBLE_STDOUT_CALLBACK=appdynamics.agents.smartagent_callback,ENABLE_CUSTOM_HTTP=true,CUSTOM_HTTP_USERNAME=<username>,CUSTOM_HTTP_PASSWORD=<password> 
CODE

スマートエージェント CLI を使用している場合は、appd バイナリを実行する前に変数を指定します。

sudo env ENABLE_CUSTOM_HTTP=true CUSTOM_HTTP_USERNAME=<username> CUSTOM_HTTP_PASSWORD=<password> ./appd install … 
CODE

スマートエージェント CLI を使用している場合は、管理者がカスタム URL に指定できる追加の変数として、agent_source_location を指定できます。

sudo env ENABLE_CUSTOM_HTTP=true CUSTOM_HTTP_USERNAME=<username> CUSTOM_HTTP_PASSWORD=<password> .
/appd install <agent-type> —extra-vars agent_source_location=<path-to-agent-zip-from-custom-url> 
CODE


カスタム設定

[Additional Configuration>Custom Configuration] の下に必要なエージェントのカスタム設定を追加して、エージェントのインストールにカスタム設定を適用できます。

Apache Web サーバーエージェントの設定

Apache Web サーバーエージェントでサポートされているすべてのカスタム設定のリストについては、「Apache エージェントの Ansible 設定」を参照してください。

Javaエージェントの設定

Java エージェントでサポートされているすべてのカスタム設定のリストについては、「Java エージェントの Ansible 設定」を参照してください。

マシンエージェント

マシンエージェントでサポートされているすべてのカスタム設定のリストについては、「マシンエージェントの Ansible 設定」を参照してください。

[Set Agent Attributes] ページの [Custom Configuration:] で、autostart_agent フラグを設定します。

  • autostart_agent: true:マシンエージェントを自動的にインストールして実行します。マシンエージェントを実行するには、ルートレベルのユーザー権限が必要です。
  • autostart_agent: false:マシンエージェントをインストールしますが、エージェントを実行しません。このオプションを使用して、非ルートユーザーとしてマシンエージェントをインストールできます。

.NET MSI エージェントの設定

[Additional Configuration] の下にある .Net MSI アプリケーションの追加設定として、次の設定を含めることができます。

Custom AD_Setup file content:これは、.NET MSI のインストール中に使用される AD_Setup ファイルの内容です。この内容の形式は、コントローラホストやポートなどの変数を受け入れるテンプレートです。次に、使用できるすべての変数が含まれている、最小限の有効な ad_setup ファイルの例を示します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<winston>
<appdynamics-agent xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
  <controller host="{{.ControllerHostName}}" port="{{.ControllerPort}}" ssl="false" enable_tls12="false">
    <account name="{{.AccountName}}" password="{{.AccountAccessKey}}"/>
    <application name="{{.ApplicationName}}" />
  </controller>
  <machine-agent />
  <app-agents>
    <IIS>
      <automatic />
    </IIS>
  </app-agents>
</appdynamics-agent>
</winston>
CODE

AD_Setup ファイルの内容の詳細については、「.NET の無人インストール」を参照してください。

Node.jsエージェント

Node.js エージェントでサポートされているすべてのカスタム設定のリストについては、「Node.js エージェントの Ansible 設定」を参照してください。

PHPエージェント

PHP エージェントでサポートされているすべてのカスタム設定のリストについては、「PHP エージェントの Ansible 設定」を参照してください。

Pythonエージェント

Python エージェントでサポートされているすべてのカスタム設定のリストについては、「Python エージェントの Ansible 設定」を参照してください。