Oracle RAC のコレクタを設定する場合、クラスタ全体に対して設定する必要があるのは 1 つのコレクタのみです。クラスタ内の任意のノードを選択して接続することができ、クラスタ全体が自動的に検出されます。

サブコレクタがある場合は、自動クラスタ検出が無効になります。 

データベースの可視性コレクタがコレクタの設定で定義されているホスト名または IP アドレスに接続されると、RAC インスタンスが自動的に検出されます。RAC 内のノードへの接続が正常に確立されると、GV$INSTANCE のクエリを使用して他のメンバーノードの詳細が返され、[Topology] ウィンドウに入力されます。

Oracle RAC をモニタする場合、コントローラにはクラスタ全体の集約データが表示されます。

Oracle RAC のユーザ権限

4.3 にアップグレードするとき、「Network access denied by access control list (ACL)」というエラーが発生することがあります。このエラーは、モニタリングユーザの ACL を有効にすることによって解決できます。

begin
dbms_network_acl_admin.create_acl (
acl             => 'Resolve_Access.xml',      
description     => 'Resolve Network Access using UTL_INADDR', 
principal       => '<DBMON USER>',                                                    
is_grant        => TRUE,                     
privilege       => 'resolve',                
start_date      => null,                     
end_date        => null                      
);
commit;
end;
/

begin
dbms_network_acl_admin.assign_acl (
acl           => 'Resolve_Access.xml',
host          => '*',                                                   
lower_port    => null,                
upper_port    => null);               
commit;
end;
/
CODE