IISノードの命名
デフォルトでは、.NET エージェントノード名は、Windows マシン名、ティア名、および .NET アプリケーション名の組み合わせを次の形式で使用します。
<machine NetBIOS name>-<tier>-<IIS site>/<app>
ただし、次の条件では名前の要素を省略できます。
- アプリケーションがIISサイトのルートアプリケーションの場合、アプリ名は省略されます。
- ティア名がIISサイト名と同じ場合、ティア名は省略されます。
次は、IIS ノードの命名例です。
例 1
WIN-86M7CEJO6P5-Order Server-OrderSvc
WIN-86M7CEJO6P5
はマシンの NetBIOS 名。Order Server
はティア名。OrderSvc
は IIS サイト名。アプリケーションはサイトルートなので、エージェントはアプリケーション名を省略します。
例 2
WIN-86M7CEJO6P5-Order Server-Store/ProcessOrder
Store
は IIS サイト名。ProcessOrder
はサイト内のアプリケーション名。
同じアプリケーションの異なる .NET バージョンにはそれぞれ独自の CLR バージョンがあり、独立したプロセスで実行されます。そのため、エージェントは 2 つのプロセスを別のノードとして識別します。
ISS Webガーデン
エージェントが、0 から始まるプロセスインデックスを追加してワーカープロセスを区別することを除けば、Web ガーデンの構文は IIS ノードと同じです。
<machine NetBIOS name>-<tier>-<IIS site>/<app>-<process index>
IISがWebガーデンプロセスを初めて起動すると、エージェントはシーケンシャルインデックスを各プロセスに割り当てます。ただし、IISがプロセスをリサイクルする時、エージェントは終了したプロセスにより解放された利用可能なインデックスを再利用します。そのため、インデックスシーケンスとプロセス開始の時系列順に相関関係はありません。
ノードがワーカープロセスの最大数より多いことがあります。これは、置換が始まる前に長期実行リクエストがプロセスのシャットダウンを妨げている時に起こります。
Windowsサービスまたはスタンドアロンアプリケーションノードの命名
デフォルトでは、エージェントは、次のように Windows サービスとスタンドアロン アプリケーション ノードに名前を付けます。
<machine NetBIOS name>-<tier>-<Windows service name or executable name>
ティア名がサービス名または実行ファイル名と同じ場合、エージェントはティアを省略します。
次の例は、Windows サービスとスタンドアロン アプリケーションの命名方法を示しています。
例 1
WIN-86M7CEJO6P5-MyWindowsService
WIN-86M7CEJO6P5
はマシン名。MyWindowsService
は Windows サービス名。
例 2
WIN-86M7CEJO6P5-MyStandaloneApp.exe
WIN-86M7CEJO6P5
はマシン名。MyStandaloneApp.exe
は実行可能ファイル名。