地域のサポートまたはスケール要件に関してご質問やご不明な点がございましたら、カスタマーサポートにお問い合わせください。 

ログ自動検出拡張機能を使用すると、スタンドアロン マシン エージェントに対する Analytics エージェント拡張機能とともにマシンエージェントを使用して、ログファイルを自動的に検出してモニターすることができます。Unix および Windows オペレーティングシステムをサポートすることを目的としています(Windows のサポートは異なる場合があります)。この拡張機能を使用すると、次のことができます。

  • 特定の文字列に一致するプロセスの開いているログファイル、または文字列に一致する特定のディレクトリ内のファイルを識別します。
  • 見つかったログファイルのサンプルをテストして、ファイルタイプを判別します。
  • Analytics エージェント ジョブ ディレクトリにログファイル用の新しいジョブファイルを作成します。このジョブファイルは、これらのルールに基づいてモニタリングを開始するよう Analytics エージェントに通知します。
  • マシンエージェントのシャットダウン時に、生成されたすべてのジョブファイルを自動的に削除します。これにより、アプリケーションプロセスと、関連するログファイルの再検出、および更新されたログファイルのメッセージ形式の一致が可能になります。

このソリューションを使用すると、マシンエージェントを介してリアルタイムの自動ログ収集を実行できます。

モニター対象のログファイルはコントローラに表示されません。SELECT * FROM logs をクエリすると、ログとそのデータが Analytics ログスキーマに表示されます。「Analytics ログデータ」および「SELECT 句」を参照してください。

はじめる前に

マシンエージェントへの拡張機能の追加

  1. ログ自動検出拡張機能の zip ファイルをダウンロードします。
  2. ファイルを解凍し、LogMonitor ディレクトリをマシンエージェントのディレクトリ <machine_agent_home>/monitors/ にコピーします。マシンエージェントの extensions ディレクトリに拡張機能を配置しないでください。    
  3. マシンエージェントの monitor.xml 構成ファイルを作成します。monitor.xml ファイルにより、マシンエージェントで拡張機能を使用できます。「monitor.xml ファイルの作成」を参照してください。
  4. monitor.xml ファイルを、拡張機能の構成ファイル default-config.yml へのパスを使用して設定します。(このパスは、環境変数 $AGENT_HOME に保存されているパスに対する相対パスであることに注意してください。)

    <task-arguments>
      <argument name="config-file" is-required="true" default-value=“./default-config.yml” />
     </task-arguments>
    XML
  5. 拡張機能のルートディレクトリにあるファイル default-config.yml を使用して拡張機能を設定します。
    次の YAML の例では、構造を示し、プロパティのコメントとして説明を提供します。プレースホルダテキストは、独自のコントローラ情報と、ログファイルのパスを識別するためのキーワードの正規表現パターンに置き換えます。

    #default configuration, this can be edited, and should be copied to a new file in case of upgrade
    grokDirectory: ./grok
    jobDirectory: ./jobs
    
    #we will create the job files here: {analyticsDirectory}/conf/job
    #this is optional, we will try and determine this automatically
    #analyticsDirectory: ../analytics-agent
    
    #operating system specific commands
    psCommand: "/bin/ps -ef"
    lsofCommand: "/usr/sbin/lsof -p %d"
    
    #windows would have these:
    #psCommand: pslist.exe
    #lsofCommand: "handle.exe -p %d"
    #to download pslist, https://download.sysinternals.com/files/PSTools.zip
    #to download handle.exe, https://download.sysinternals.com/files/Handle.zip
    
    
    process:
      - java
      - -Dappdynamics.com
    
    logs:
      - /var/log/*.log
    
    #optionally, you can exclude log files where the absolutely path matches a given regex pattern:
    #excludeLogs:
    #  - .*appdynamics.*
    YML

    YAML ファイルを編集する場合は、タブ(\t)を使用しないでください。Cisco AppDynamics では、YAML バリデータを使用して default-config.yml ファイルを検証することを推奨しています。

  6. マシンエージェントを再起動します。

ログ分析データの使用

さまざまなタイプのログファイルからログ分析データを収集できます。これには、インストゥルメント化されたアプリケーションやインストゥルメント化されていないアプリケーション、インフラストラクチャなどが含まれます。ログ分析はスタンドアロン コンポーネントとして使用できます。ログデータは、トランザクションデータと同様に検索および分析できます。 

ログデータの使用方法の詳細については、「分析データの使用」を参照してください。