Download PDF
Download page クラスタエージェントの使用.
クラスタエージェントの使用
クラスタエージェントは Cisco AppDynamics コントローラから管理し、クラスタエージェントの有効化、無効化、設定、および削除を行うことができます。また、モニターする名前空間を変更することもできます。
コントローラで行われた設定変更は、クラスタエージェントにも適用されます。これらの変更には数分かかり、ステータスは進行状況インジケータで表示されます。
クラスタエージェントの概要の表示
[Controller UI ] パネルから次の手順に従います。
- 右上隅で [Settings] [ > Agent Management > Manage Agents] をクリックします。
- [Cluster Agents] タブを選択し、クラスタのリストを表示します。デフォルトでは、すべてのエージェントが有効になっています。
クラスタエージェントをダブルクリックします。 現在の設定の [Cluster Agent Summary] を示すダイアログが表示されます。サマリーカードには、[Cluster Name]、[Kubernetes Version]、[Cluster ID] および現在モニターされている [Namespaces] が表示されます。[Namespaces] テーブルの右側には、名前空間で検索できる検索バーがあります。
- [X] をクリックして、[Cluster Agent Summary] カードを終了します。
クラスタエージェントの無効化
- リストからクラスタエージェントを選択します。
- [Disable]()をクリックします。クラスタ名を選択して右クリックし、[Disable] を選択することもできます。エージェントが正常に無効になったことを確認するダイアログが表示されます。これらの変更には数分かかり、ステータスは進行状況インジケータで表示されます。クラスタエージェントを無効にすると、メトリックとイベントの報告もポッドとコンテナのモニタも行われません。無効になっているクラスタエージェントを再度有効にすることができます。
クラスタエージェントの有効化
- リストからクラスタエージェントを選択します。
- [Enable]()をクリックします。クラスタ名を選択して右クリックし、[Enable] を選択することもできます。エージェントが正常に有効になったことを確認するダイアログが表示されます。これらの変更には数分かかり、ステータスは進行状況インジケータで表示されます。クラスタエージェントを有効にすると、メトリックとイベントの報告およびコンテナのモニタが行われます。
名前空間の編集
nsToMonitorRegex
フィールドを使用して名前空間を変更できます。
次に、nsToMonitorRegex
フィールドを使用した一般的な名前空間の動作シナリオを示します。
最初の登録後、1 分ごとにエージェントは
nsToMonitorRegex
フィールドが名前空間に一致するかどうかチェックします。nsToExcludeRegex
が指定されている場合、それらの名前空間はモニタ対象の名前空間から除外されます。名前空間構成がコントローラからモニタまたは無視される場合は、エージェント構成(クラスタエージェント YAML ファイル)よりも優先されます。したがって、名前空間が
nsToExcludeRegex
に構成されている正規表現を満たしているが、コントローラ構成ではその名前空間がモニタ対象の名前空間に含まれている場合、その名前空間はモニタされます。
この名前空間をモニタ対象から除外するには、コントローラ構成で名前空間を削除する必要があります。このシナリオでは、エージェント構成とコントローラ構成の間に競合があるため、クラスタエージェント構成に関連する名前空間を追加または削除しても効果はありません。クラスタエージェントが再起動すると、
nsToMonitorRegex
およびnsToExcludeRegex
フィールドは、コントローラで構成された名前空間とともにエージェント構成ファイルから読み込まれます。コントローラが再起動すると、コントローラ構成に含まれるモニタおよび無視される名前空間が保持され、エージェント構成とともに再適用されます。
クラスタエージェントとコントローラの両方が同時に再起動すると、
nsToMonitorRegex
およびnsToExcludeRegex
フィールドは、エージェント構成ファイルから読み込まれます。モニタ対象の名前空間は、エージェント構成に基づいて決定されます。構成された正規表現に一致する新しい名前空間が追加されると、追加の構成なしで名前空間がモニタされます。同様に、構成された正規表現と名前空間が一致しない場合、その名前空間はモニタされません。
クラスタ内の名前空間は、次の方法で変更できます。
クラスタ エージェント構成ファイルの名前空間の更新:クラスタエージェントを展開する前に、
cluster-agent.yaml
ファイル内のnsToMonitorRegex
フィールドを変更します。登録後であってもnsToMonitorRegex
フィールド(cluster-agent.yaml
ファイル内)は更新できます。nsToMonitorRegex
フィールドを使用して、モニタする名前空間の正規表現(regex)を指定できます。nsToMonitorRegex
フィールドで指定された正規表現に一致する名前空間の一部をクラスタエージェントでモニタする必要がない場合は、nsToExcludeRegex
をnsToMonitorRegex
とともに指定できます。たとえば、名前が exclude で始まる名前空間を除くすべての名前空間をクラスタエージェントがモニタする必要がある場合は、nsToMonitorRegex
を.*
、nsToExcludeRegex
を ^exclude
として指定します。ユーザインターフェイスでの名前空間の編集:クラスタエージェントを展開した後に名前空間を編集します。展開すると、クラスタは Cisco AppDynamics エージェントやクラスタエージェントの下に表示されます。Cisco AppDynamics のブラウザベースの構成ユーザーインターフェイスを開き、名前空間を編集します。
クラスタ エージェント コンフィギュレーション ファイルの名前空間の更新
クラスタ内の名前空間を更新するには、クラスタエージェントを展開する前に、cluster-agent.yaml
の nsToMonitorRegex
フィールドを使用します。
nsToMonitorRegex を使用して名前空間を更新すると、現在モニターされている名前空間が変更されます。シナリオについては、「名前空間の編集」を参照してください。
クラスタエージェントポッドが予期せず再起動すると、コントローラに保存されている名前空間が優先され、保持されます。「クラスタエージェントのトラブルシューティング」を参照してください。
名前空間を更新するには、次の手順に従います。
- テキストエディタで
cluster-agent.yaml
ファイルを開きます。 正規表現に基づいて名前空間を指定するには、
nsToMonitorRegex
フィールドを含めます。nsToMonitorRegex: <regular expression>
nsToExcludeRegex: <regular expression> #This is an optional field
名前空間のリストを確認します。正しくない場合は、
cluster-agent.yaml
ファイル内の名前空間を追加または削除します。コマンド プロンプトを開きます。名前空間の変更を適用するには、次のように入力します。
kubectl apply -f cluster-agent.yaml
Cisco AppDynamics オペレータがモニター対象の名前空間の値を登録していることを確認するには、次のように入力します。
kubectl-app describe cm cluster-agent-mon
ユーザインターフェイスでの名前空間の編集
クラスタエージェントを展開すると、[Selected] 名前空間列に現在モニタされている名前空間が表示されます。
- リストからクラスタをダブルクリックします。
- [Configure] をクリックします。[Edit Cluster Agent] ダイアログが表示されます。
- 名前空間を変更するには、対応するボックスをオンにして名前空間を選択します。
- 目的の名前空間ボックスがオンになったら、矢印をクリックして、[Selected] 名前空間テーブルまたは [Available] 名前空間テーブルに移動します。
- [OK] をクリックし、ダイアログボックスを閉じます。これらの変更には数分かかり、ステータスはバナー通知で表示されます。
cluster-agent.yaml
ファイル内の名前空間を更新しても、現在モニタされている名前空間は変更されません。これにより、クラスタエージェントポッドが予期せず再起動した場合に、名前空間が保持されることが保証されます。「クラスタエージェントのトラブルシューティング」を参照してください。
名前空間の追加または削除
- リストからクラスタをダブルクリックします。
- [Configure] をクリックします。
- 名前空間を変更するには、対応するボックスをオンにして名前空間を選択します。Selected目的の名前空間ボックスがオンになったら、矢印をクリックして、[Available] 名前空間テーブルまたは [] 名前空間テーブルに移動します。
- [OK] をクリックし、ダイアログボックスを閉じます。これらの変更には数分かかり、ステータスは進行状況インジケータで表示されます。
モニタ対象の名前空間の削除
クラスタエージェントのモニタ対象名前空間を削除するには、次のように操作します。
- リストからクラスタをダブルクリックします。
- [Configure] をクリックします。[Edit Cluster Agent] ダイアログが表示されます。
- 対応するボックスをオンにして、名前空間を選択します。
- 矢印をクリックして、[Available] 名前空間または [Selected] 名前空間テーブルに移動します。
- Kubernetes クラスタから名前空間を削除します。
クラスタエージェントの削除
クラスタエージェントを削除するには、次のように操作します。
- 削除するクラスタエージェントの名前を選択します。
- [Delete]()をクリックします。クラスタエージェントを削除するかどうかを確認するダイアログが表示されます。
- [Delete] をクリックします。クラスタエージェントを削除すると、すべての履歴データが失われます。