アプリケーションログを Cisco Cloud Observability に送信するように Java エージェントと Splunk AppDynamics コントローラを設定します。

はじめる前に

次の条件が満たされていることを確認します。

  • Java エージェントのバージョンが 23.10.0 以降。
  • コントローラのバージョンが 23.11.0 以降
  • Apache Log4j のバージョンが 2.21 以前

Java エージェントの設定

Java エージェントを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Java エージェントの OpenTelemetry を有効にするには、JVM システムプロパティに次のシステムプロパティを追加します。「Java エージェントで OpenTelemetry を有効にする」を参照してください。 

    -Dappdynamics.opentelemetry.enabled=true
    CODE

    Java エージェントで OpenTelemetry をすでに有効にしている場合は、この手順を無視してください。

  2. JVM の階層名(service.name 内)とアプリケーション名(service.namespace 内)を設定します。

    -Dotel.resource.attributes="service.name=<myServiceName>,service.namespace=<myServiceNameSpace>"
    CODE


    階層名およびアプリケーション名は、OTEL_RESOURCE_ATTRIBUTES 環境変数にも設定できます。「リソース属性の設定」を参照してください。

  3. (オプション)ログのみをエクスポートし、Cisco Cloud Observability へのトレースとメトリックのエクスポートを無効にするには、次のシステムプロパティを追加します。

    -Dotel.traces.exporter=none -Dotel.metrics.exporter=none
    CODE


    環境変数 OTEL_TRACES_EXPORTER および OTEL_METRICS_EXPORTER を使用して、前述の システムプロパティを追加することもできます。OpenTelemetry のドキュメントを参照してください。

    早期アクセスプログラムの場合、ログは Splunk AppDynamics SaaS から Cisco Cloud Observability にのみエクスポートできます。すでに別のバックエンドサービスにトレースとメトリックをエクスポートしている場合は、それに応じて OpenTelemetry Collector を設定する必要があります。Java エージェントは、一度に 1 つの OpenTelemetry Collector にのみデータをエクスポートできます。

Splunk AppDynamics コントローラ ノード プロパティの設定

コントローラで次のノードプロパティを設定する必要があります

name: opentelemetry-logs-push-enabled
valueType: Boolean
Value: true

アプリケーション エージェントは、Splunk AppDynamics SaaS コントローラからログを送信するノードプロパティが false に設定されていない限り、Cisco Cloud Observability テナントにログデータを送信し続け、トークンを消費し続けます。

ログタイプの設定

デフォルトでは、すべてのタイプのログが Cisco Observability Platform テナントにプッシュされます。ただし、コントローラで次のノードプロパティを使用して、プッシュするログの詳細レベルを設定できます。たとえば、プロパティの値を warn に設定すると、エージェントはすべての警告、エラー、および致命的なメッセージのみをエクスポートします。 

name: opentelemetry-allowed-log-level
valueType: String
defaultValue: all
Value: one of all,trace,debug,info,warn,error,fatal,off