このページでは、バージョン 20.9.0 のイベントサービスの更新による ADQL 関連の変更について説明します。

現在、次の ADQL の変更は、ボンベイおよびサンパウロの地域でプロビジョニングされたアカウントを持つお客様にのみご利用いただけます。システム管理者に連絡して、アカウントのプロビジョニング先を確認してください。

ADQL パーセンタイルクエリの結果

イベントサービス 20.9.0 では、ADQL パーセンタイルクエリが、候補の範囲の中央値ではなく、より大きい値を返すようになりました。イベントサービス 20.9.0 の ADQL パーセンタイルクエリ構文は変更されていません。

ADQL パーセンタイルクエリ構文の例

ADQL の用語

用語

Description

SELECT

  • SELECT キーワードは、ADQL クエリの最初のキーワードです。 
  • その後に、テーブルのデータを照合するための列または式のリストが続きます。
Percentile
  • percentile キーワードは、同様の名前の ADQL 関数を表します。この関数にはフィールドおよびパーセンタイル値があります。
  • ADQL パーセンタイルクエリ構文の例では、パーセンタイル値は 50 パーセンタイルです。
Field
FROM
  • FROM キーワードは、SELECT キーワードとフィールドまたは式のリストの後に続きます。
Table

ADQL の

この例では、オフィスで働いている従業員の 50 パーセンタイル年齢を表示します。この分布によると、50 パーセンタイル年齢は 30 と 31 です。これは、テーブル内の合計 130 人の従業員のうち、65 人の従業員は 30 歳以下、65 人の従業員は 31 歳以上であるためです。 


Results 

  • イベントサービスのバージョンが 20.9.0 未満の場合、50 パーセンタイル年齢値は 30.5 で、30 と 31 の中央値です。
  • 20.9.0 以降のイベントサービスの場合、50 パーセンタイル年齢値は 31 で、候補値は大きくなります。 

    実稼働環境では、各フィールドに何百万もの値が存在する可能性があります。そのため、パーセンタイルバケットの大きい方の数値を返すパーセンタイルクエリは、より正確なデータ分散になります。