このページでは、Docker ファイルを使用してアプリケーション サーバ エージェント ファイルを Docker イメージにコピーする方法について説明します。

クラスタエージェントがクラスタにインストールされている場合、AppDynamics ではクラスタエージェントの自動インストゥルメンテーションが推奨されます。詳細については、クラスタエージェントを使用したアプリケーションの自動インストゥルメンテーションを参照してください。

コンテナ化されたアプリケーションをインストゥルメント化するための一般的な方法は、アプリケーションイメージの構築時に AppDynamics アプリケーション サーバ エージェントを含めることです。COPY コマンドを Dockerfile に追加して、エージェントファイルをイメージにコピーします。COPY コマンドは、アプリケーションバイナリを Docker コンテナイメージにコピーします。アプリケーション サーバ エージェントのアップグレードが必要な場合は、新しいエージェントファイルを使用してイメージを再構築する必要があります。

Dockerfile の使用方法の手順については、言語固有のコンテナインストールページを参照してください。

Dockerfile の例

Java アプリケーションのこの例では、AppServerAgent フォルダ内の Java エージェントファイルがアプリケーションイメージとアプリケーション JAR ファイルにコピーされます。エージェントの環境変数は、開始スクリプトの実行前に設定されます。

FROM openjdk:8-jre-slim

COPY myapp.jar /app
COPY AppServerAgent/ /opt/appdynamics

ENV APPDYNAMICS_AGENT_APPLICATION_NAME=<value>
ENV APPDYNAMICS_AGENT_TIER_NAME=<value>
ENV APPDYNAMICS_AGENT_ACCOUNT_NAME=<value>
ENV APPDYNAMICS_AGENT_ACCOUNT_ACCESS_KEY=<value>
ENV APPDYNAMICS_CONTROLLER_HOST_NAME=<value>
ENV APPDYNAMICS_CONTROLLER_PORT=<value>
ENV APPDYNAMICS_CONTROLLER_SSL_ENABLED=<value>
ENV APPDYNAMICS_JAVA_AGENT_REUSE_NODE_NAME=true
ENV APPDYNAMICS_JAVA_AGENT_REUSE_NODE_NAME_PREFIX=<value>

COPY ./startup.sh /startup.sh
RUN chmod +x /startup.sh
ENTRYPOINT ["/bin/bash", "/startup.sh"]
CODE