このページでは、エージェントとコントローラテナントのバージョン間の互換性マッピングについて説明します。 

エージェントとコントローラテナントの互換性マッピング

AppDynamics エージェントと AppDynamics コントローラテナントの互換性については、表「言語エージェントの下位互換性」を参照してください。 

モニタリング対象の環境では、すべてのエージェントにコントローラテナントのバージョンと互換性があれば、所定の時期に異なるバージョンのエージェントを展開できます。ただし、最も古いエージェントは、すべてのビジネストランザクションの発生元階層にある必要があります。これにより、ダウンストリームノード上のエージェントが発生元階層で作成された相関ヘッダーを処理できるようになります。

エージェントのアップグレードをロールアウトする際は、必ず最初にダウンストリーム階層のノードでエージェントのアップグレードを開始してから、発生元階層ノードのエージェントを最後にアップグレードしてください。

言語エージェントの下位互換性

リリース 20.2 以降、AppDynamics 言語エージェントは、20.3 以降のカレンダーのバージョン管理を使用するコントローラテナントを含め、どのコントローラテナントとも下位互換性があります。

具体的なメンテナンスおよびサポート条件については、特定の EULA を参照してください。

下位互換性は、次のエージェントでサポートされます。

  • C/C++ SDK
  • Cluster
  • Java
  • IBM Integration Bus(IIB)
  • マシン
  • .NET
  • Node.js
  • PHP
  • Python
  • 分析エージェント
  • データベースエージェント

Enterprise Console を使用してコントローラテナントをアップグレードするときに、いくつかのフォルダ(appagent フォルダを含む)が削除され、再インストールされます。controller/appserver/glassfish/domains/domain1/appagent フォルダ内のコントローラテナントよりも新しいバージョンを使用して Java エージェントを展開した場合、アップグレードは失敗し、内部モニタリングは失われます。これを防止するには、domain.xml ファイルを更新して新しい Java エージェントを指定するか、Java エージェントにカスタムインストールを使用しないようにする必要があります。

エージェントとコントローラテナントのバージョン間の SSL プロトコルの互換性に関する注意事項については、「 Java とコントローラのアプリケーション エージェントに対する SSL 互換性マトリックス」を参照してください。

コントローラテナント 23.x と互換性のあるエージェントバージョン

エージェントのバージョン/エージェントのタイプ言語エージェントクラスタエージェント
Database Agent
AppDynamics for Databasesマシンエージェントネットワークエージェント分析エージェント
Javaエージェント.NETエージェントNode.jsエージェントPHPエージェントPythonエージェントWeb サーバエージェントGo SDKC/C++ SDK
23.x 以降



22.x 以降


21.x 以降


20.x 以降


Java エージェントとコントローラテナント間の SSL 互換性

コントローラテナントで使用されるデフォルトのプロトコルは TLSv1.2 です。コントローラテナントまたはエージェントで使用されるデフォルトのセキュリティプロトコルを変更する方法については、「セキュアなプラットフォーム」を参照してください。 

Java エージェントの場合、デフォルトのプロトコルは次のとおりです。

  • Java 8 SE アプリケーションの場合:TLSv1.2。
  • Java 7 以降のアプリケーションの場合:TLSv1.2。

CVE-2014-3566 の脆弱性に伴い、SSLv3 は SaaS コントローラテナントでは無効になっています。SSLv3 の接続は今後サポートされません。

新しいエージェント機能の導入

新しいエージェントと古いエージェントが同じ最新のコントローラテナントでサポートされている場合でも、新しいエージェントで導入された新機能は、古いエージェントでは使用できません。