Analytics エージェント 22.10.0 以降は、連邦情報処理標準(FIPS)140-2 に準拠しています。

Analytics エージェントに FIPS 準拠の BCFKS 信頼ストアを使用するには、次の手順を実行します。

  1. Analytics エージェントの構成プロパティの更新、または
  2. JVM 引数の更新 

Analytics エージェントの構成プロパティの更新

Analytics エージェントでトラストストアを使用する場合は、トラストストアタイプを追加して、デフォルトのトラストストアタイプ(JKS)をオーバーライドする必要があります。 

Analytics エージェントからイベントサービスへの通信の設定

Analytics エージェントからイベントサービスへの通信を設定するには、次のプロパティを更新します。

https.event.trustStorePath=<path_to_BCFKS_truststore>
https.event.trustStorePassword=<password_for_truststore>
https.event.trustStoreType=BCFKS
CODE

Analytics エージェントからコントローラへの通信の設定

Analytics エージェントからコントローラへの通信を設定するには、次のプロパティを更新します。

ad.controller.https.trustStorePath=<path_to_BCFKS_truststore>
ad.controller.https.trustStorePassword=<password_for_truststore>
ad.controller.https.trustStoreType=BCFKS
CODE

JVM 引数の更新

  1. 次の JVM 引数を指定します。

    -Djavax.net.ssl.trustStore=<absolute_path_to_BCFKS_truststore>
    -Djavax.net.ssl.trustStoreType=BCFKS
    -Djavax.net.ssl.trustStorePassword=<password_for_truststore>
    CODE
  2. Analytics エージェントが使用する JRE の java.security ファイルに、次のセキュリティ プロバイダー クラスを追加します。

    security.provider.<desired preference order>=org.bouncycastle.jcajce.provider.BouncyCastleFipsProvider
    CODE

    <desired preference order> をご希望の優先順位に置き換えてください。

アクセスキーまたはその他のパスワード暗号化に Secure Credential Store が使用されている場合は、FIPS 準拠の構成を使用してキーストアを生成します。「エージェントの認証情報を暗号化する」を参照してください。