AppDynamics PHP エージェントをインストールしてインストゥルメント化したサーバを起動してもコントローラにトラフィックが表示されない場合は、次のトラブルシューティングの手順を試行してください。
エージェントが正しいディレクトリにインストールされていることを確認
エージェントが間違ったディレクトリにインストールされている可能性があります。PHPインストレーションの場所を確認します。
そして、インストーラが実際にエージェントファイルをインストールした場所を確認する。
appdynamics_agent.ini
ファイルは、PHP インストール用 php.ini ファイルがあるディレクトリに配置されます。appdynamics_agent.so
ファイルは、PHP インストール用拡張ディレクトリにあります。
これらのディレクトリの場所については、インストールに追加されるファイルを参照してください。
また、Linux では pstree
を使用してエージェントを探すことができます。pstree
コマンドは、エージェントが正常にインストールされている場合、Apache で稼働する AppDynamics エージェントを表示します。http://freecode.com/projects/pstree を参照してください。
エージェントファイルが正しいディレクトリにない場合、-
i および -e
オプションを使用してエージェントを再インストールします。
エージェントの再インストール
アプリケーション エージェントが正しいディレクトリにインストールされてない場合、-i
および -e オプションを指定した install.sh
インストーラを使用してエージェントを再インストールしてください。-i
を使用して appdynamics_agent.ini
ファイルを php.ini
ファイルと同じディレクトリにインストールし、-e オプションを使用して、appdynamics_agent.so
ファイルを PHP 拡張ディレクトリにインストールします。「シェルスクリプトによるPHPエージェントのインストールシェルスクリプトによるPHPエージェントのインストール」を参照してください。
最初に RPM インストーラを使用してエージェントをインストールした場合、シェル スクリプト インストーラは /usr/lib/appdynamics-php-agent/install.sh
にあります。
インストール時の出力でエラーメッセージを確認する
再インストールの際、インストールスクリプトの出力でエラーメッセージ(特に、いくつかの設定を php.ini
ファイルにコピーするように指示するもの)を精査してください。
必要に応じて、この設定をphp.iniファイルにコピーします。足りない可能性のある一般的な設定については、「PHP エージェントの接続設定」を参照してください。
構成のAppDynamics設定ブロックを確認
以下のコマンドを実行する。
そして出力を調べます。appdynamics ini
値を一覧表示する appdynamics_agent.ini
ファイルと構成ブロックを確認する必要があります。
ユーザ権限を確認
次の権限が設定されていることを確認します。
プロキシが実行中であることを確認
Javaプロキシはコントローラと通信するエージェントの一部です。エージェントが正しい場所にインストールされている場合、Javaプロキシが実行中であることを確認します。
- コマンドラインから、
ps aux | grep java
を入力します。 - リストを調べます。プロキシが実行されている場合、以下のような出力が表示されます。
PHP CLI スクリプトをインストゥルメント化する場合、プロキシを手動で起動する必要があります。またJavaプロセスの実行に特別な要件がある場合にも、プロキシを手動で起動しなければなりません。詳細については、PHPエージェントプロキシの手動による起動を参照してください。
構成プロパティを確認
プロキシがコントローラと通信するのに使用するプロパティが正しく設定されていない可能性があります。
これらのプロパティは、ご使用の環境でどこに設定されても、php.ini
または appdynamics_agent.ini
ファイルで編集できます。「PHP エージェントの接続設定」を参照してください。