JavaScript および Ajax リクエストのエラーのレポートを有効または無効にできます。有効にすると、ブラウザモニタリング UI が次の場所で Ajax リクエストエラーを報告します。

  • Geo Dashboard
  • User Stats ページおよびデバイスダッシュボード
  • ページリスト
  • ブラウザスナップショット

また、エラーを「無視」するように指定して、エラーカウントに含まれるエラーを構成することもできます。次の場所でエラーを無視するように指定できます。

  • スクリプトやエラーメッセージ
  • ページ
  • URL

「無視するエラー」は、実際には無視されません。エラーの追跡は継続されますが、エラー合計数がユーザインターフェイスでレポートされる場所のエラーカウントは加算されません。

エラー検出ルールへのアクセス

  1. 目的のブラウザアプリケーションで、[Configuration] をクリックします。
  2.  Instrumentation > をクリックします。
  3. [Errors] タブを選択します。

ブラウザ RUM エラー検出の有効化と無効化

[Errors] タブで次の操作をします。

  • JavaScript エラー表示を有効/無効にするには、[Enable JavaScript Error Capture] チェックボックスをオン/オフにします。
  • Ajax エラー表示を有効/無効にするには、[Enable AJAX Request Error Capture] チェックボックスをオン/オフにします。

両方のチェックボックスがオフの場合、JavaScript と Ajax リクエストエラーは表示されません。

キャプチャがグローバルに有効になっている場合でも、エラー合計でカウントされないように、特定のエラーを無視するように構成できます。

スクリプトまたはエラーメッセージに基づいてエラーを無視するルールの構成

次によって識別される特定の JavaScript エラーを無視するようにエージェントを構成できます。

  • エラーが発生したスクリプトの名前に一致する文字列パターン
  • スクリプトの行番号
  • エラーメッセージに一致する文字列パターン

これらの条件から 1 つ、2 つまたはすべてを指定できます。無視するエラーの精度を高めるには、条件を増やします。 

エラーを無視するルールの追加

[Ignore JavaScript Error Rules] セクションで、[Add] をクリックして [Ignore JavaScript Errors ] ポップアップを開きます。ここで、ルールの有効化、およびスクリプト名、行番号、エラーメッセージ(オプション)の指定ができます。

たとえば、次のように 3 つのフィールドがすべて指定されている [Ignore JavaScript errors] セクションの構成では、名前が「Nightly」で始まり、そのエラーメッセージには「WARNING::」という文字列が含まれるスクリプトの行番号 27 で発生するエラーをすべて無視することになります。

Ignore Javascript Errors

行番号が指定されなかった場合(たとえば、0 に設定されている場合)は、名前が「Nightly」で始まり、そのエラーメッセージには「WARNING::」という文字列が含まれるスクリプトのすべての行で発生するエラーをすべて無視することになります。

行番号もエラーメッセージのフィールドも指定されなかった場合、名前が「Nightly」で始まるスクリプトのすべての行で発生するエラーをすべて無視することになります。

エラーメッセージのフィールドのみが指定された場合、この構成はエラーメッセージに「WARNING::」という文字列が含まれる場合、すべてのスクリプトで発生するエラーをすべて無視します。

ルールの変更

既存の無視ルールを変更するには、リスト内のルールをダブルクリックするか、ルールを選択して、ドロップダウンから [Edit] をクリックします。無視ルールを削除するには、リストからルールを選択し、ドロップダウンから [Delete] をクリックします。

ページでエラーを無視するルールの構成

特定のページ、iframe、または Ajax リクエストによって発生したすべてのエラーを無視することもできます。 

[Ignore Errors from these Pages] セクションから、[Add] をクリックして [Ignore errors from specific Pages] ポップアップを開きます。ここで、すべてのエラーを無視するページすべてに適用するルールを作成します。

Ignore Errors From Specific Pages

無視ルールを削除するには、リストでそのルールを選択し、ドロップダウンから [Delete] をクリックします。

URL でエラーを無視するルールの構成

特定の URL で発生するエラーをすべて無視できます。

[Ignore Errors from these URLs] セクションから、[Add] をクリックして [Ignore errors from specific URLs] ポップアップを開きます。ここで、すべてのエラーを無視する URL すべてに適用するルールを作成します。

Ignore Errors From Specific URLs

無視ルールを削除するには、リストでそのルールを選択し、ドロップダウンから [Delete] をクリックします。