このページでは、Python エージェントのインストールと管理の方法について説明します。これは AppDynamics アプリケーション モニタリングでの Python のモニタに使用される、ランタイムエージェントです。 

Pythonエージェントのアーキテクチャ

Python エージェントは、実行時に Python アプリケーションにインストゥルメンテーションを挿入することにより、ビジネストランザクション、アプリケーションサービス、およびバックエンドのメトリックを Web アプリケーションで検出、マップ、追跡します。エージェントはインストゥルメント化されたアプリケーションを含むWSGIサーバーの内部から動作します。

エージェントプロキシとは、Python エージェントとコントローラ間の通信を処理する Java プロセスです。プロキシはパフォーマンスメトリックをコントローラに報告します。コントローラでは、データを保存、分析、表示します。 

次の図に示すように、プロキシは同時に複数のPythonエージェントにサービスを提供できます。

Agent Proxy

Pure Python環境では、プロキシはPythonエージェントを起動すると自動で起動します。その他の環境ではプロキシを手動で起動する必要があります。 

ただし、プロキシを開始すると、エージェントを起動するコマンドは、起動を試みる前にプロキシが実行中であるかを確認します。

エージェントのインストール概要

エージェントをインストールしていない場合は、コントローラの Getting Started ウィザードを使用して開始することをお勧めします。このインストーラは、ウィザードで指定した値を使用してエージェントを構成します。 

エージェントを PyPI からダウンロードした場合は、Pythonエージェントのインストール」の手順を使用してアプリケーションを手動でインストゥルメント化します。この場合、エージェントのインストゥルメント化に使用できる Python エージェント設定に関する完全なリストは、「Pythonエージェント設定」を参照してください。

ダウンロードウィザードの概要

Getting Startedウィザードが構成手順を説明し、エージェントのダウンロードをお手伝いします。ウィザードにアクセスするには、コントローラのホームページで [Getting Started ] をクリックしてから、[Python] をクリックします。

ウィザードにより、コントローラ接続、ビジネスアプリケーション名およびティア名が設定された最小構成のエージェントが指定されます。高度なシナリオについては、「Pythonエージェントのインストール」を参照してください。