Mule ESB でJava Agentをロードするには、Java エージェント JAR の場所を JVM 引数として Mule に渡します。

Mule ESB 3.X 以降では、Tanuki 構成環境を使用します。ご使用の Mule ESB 環境で JVM 引数を指定するには、下で説明するように、Tanuki Java Service Wrapper 構成ファイル wrapper.conf への追加のパラメータとして構成する必要があります。  

Tanuki Service Wrapperの構成

  1. Java Service Wrapper 構成ファイルを開く。
    <MULE_HOME>/conf/wrapper.conf 
  2. Javaの追加パラメーター用の場所を探す。

    # Java Additional Parameters
    wrapper.java.additional.1=
    CODE
  3. wrapper.java.additional.n パラメータを使用して、以下のように Java エージェント JAR ファイルへのパスを JVM 引数として追加する。

    wrapper.java.additional.n="-javaagent:/path_to_appagent/javaagent.jar"
    wrapper.java.additional.n.stripquotes=TRUE
    CODE

    この場合の "n" は、wrapper.conf ファイルにすでに存在する wrapper.java.additional パラメータの中にある、次に利用できる整数です。数字はファイル内の Java の各追加パラメータを識別するのに利用されます。プロパティを追加する際に番号を飛ばさないでください。path_to_appagent をご使用のシステムの javaagent.jar ファイルへのパスに置き換えます。stripquotes パラメータは、パスまたはファイル名にスペースがある場合にのみ必要ですが、そうでない場合に含めても問題ありません。

    たとえば Linux システムで、ファイル内にすでに 7 つの Java パラメータがある場合、次のプロパティを追加します。

    wrapper.java.additional.8="-javaagent:/opt/AppDynamics/Agent/app_agent/javaagent.jar"
    wrapper.java.additional.8.stripquotes=TRUE
    CODE

    他の Mule ファイルで定義された追加の wrapper.java.additional プロパティが存在する場合があります。これらはシステムが生成します。そのプロパティに前述されるコメントが示すように、プロパティに直接変更を加えてはなりません。Mule は、wrapper.conf で使用される一番大きい整数に基づき、これらのプロパティ用のインデックス番号を自動的に増分させるので、自動生成される構成プロパティのインデックス番号を修正したり考慮したりする必要はありません。