アプリケーション サーバ エージェントとネットワークエージェントを一緒に設定すると、ネットワークエージェントは次のことを自動的に実行します。

  • TCP 接続をモニタする。
  • 各接続を使用するアプリケーションフローを識別する。
  • 接続をフローにマッピングする。

ただし、特定のアプリケーションフローと接続を関連付けるための十分なコンテキストがなく、接続がマッピングされない場合があります。この場合は、接続を手動でマッピングする必要があります。接続がマッピングされないままの場合、ネットワークエージェントはその接続のメトリックを収集しますが、それらのメトリックをモニタ対象のアプリケーションフローに関連付けることはできません。 

マッピングされていない接続を解決するには、次の手順を実行します。

  1. Network ダッシュボードに移動し、(右側の [Connections] にある)Mapping Wizard を選択します。この階層にマッピングされていない接続がある場合は、Tier ダッシュボードからこのウィザードを直接開くこともできます。 
  2. Connection Mapping Wizard が表示されます。左側のペインには、接続がマッピングされていないすべての階層が表示されます。階層を選択すると、[Connections] リスト(右ペイン)に、その階層のマッピングされていないすべての接続が表示されます。このワークフローでは、各階層に繰り返し移動して、その階層の各接続のマッピングを指定します。
    マッピングされていない接続ごとに、次の手順を実行します。
    1. マッピングされていない接続を使用しているアプリケーションフローを特定します。

      アプリケーションフローの送信元階層、宛先階層、およびコールタイプ(ENTRY/EXIT)を把握している必要があります。この情報が不明の場合は、アプリケーションの知識が十分にあるユーザにお問い合わせください。 

    2. 左側のペインで階層を選択します。
    3. 右側のペインで、宛先 VIP またはプレフィックス(ビットマスク)によって IP アドレスをグループ化します。
    4. 接続を右クリックし、[Map Connection(s)] を選択します。
    5. その接続を使用するアプリケーションフローの [Call Type]、[Source Tier]、および [Destination Tier] を指定します。
      Map Connection to App Context