このページでは、カスタムトランザクション検出ルールのライブプレビューの手順と情報を示します。
Servlet または POJO カスタムマッチルールを AppDynamics で作成または編集する場合、[Live Preview] をクリックして、ノードから関連するトランザクションデータを調べることができます。
カスタムトランザクション検出ルールのライブプレビューセッションでは、ビジネストランザクションでのルール更新の効果をインタラクティブにプレビューできます。ライブプレビューには、アプリケーションからストリーミングするライブデータを調べるためのツールも、異なるルールタイプごとに用意されています。
ライブプレビューを起動するときに、トランザクションをプレビューするノードを選択します。ノードはティア別にまとめられます。どのノードにアクティブなエージェントがあるのか、およびすでにノード上で実行しているライブプレビューセッションがあるかどうかを確認できます。
ビジネストランザクションのプレビュー
カスタムマッチルールのライブプレビューセッションを開始すると、コントローラの左ペインにルール構成が表示されます。右ペインの [Preview Business Transactions] をクリックして、結果のトランザクションを表示します。ルールを編集し、[Apply] をクリックすると、セッション内で変更内容を更新できます。
エージェントがルールのエントリポイントを検出しても、トランザクションペイロードが既存のトランザクションからの相関データを含む場合、ライブプレビューにはマスキングされたトランザクションが表示されます。
POJOマッチルールツール
次のツールを使用して、データを調べ、POJO カスタムマッチルールのエントリポイントを構成できます。
ライブプレビューモードでは、エージェントが返すことのできるメソッドおよびクラスの数が制限されるようになりました。その制限は次のとおりです。
classmethodservice.max.no.of.classes.reported
と
classmethodservice.max.no.of.methods.reported
のノードプロパティをそれぞれ修正することにより制限を変更できます。
- Method Invocations:指定したメソッドのサーバからライブデータを調査できます。
- メソッド呼び出しを展開して、呼び出されたオブジェクト、パラメータ、戻り値などの詳細情報を表示します。
- データポイントを右クリックして、トランザクション分割で使用します。
AppDynamics によって、get<field>()
構文に従って分割ルールが自動的に作成されます。
コードが別の規則に従っている場合は、データポイントに getter メソッドを手動で指定する必要があります。 - また、getter チェーン をクリップボードにコピーすることもできます。
次の例は、メソッド Order.setQuantity()
のデータを示しています。
Servletマッチルールツール
ライブプレビューを使用して、Servlet カスタムマッチルールのデータを調べた場合、AppDynamics にはルール基準を満たすライブ HTTP リクエストが表示されます。個々のリクエスト URL をクリックすると、詳細なリクエストデータ(ヘッダー、cookie、およびパラメータ)を表示できます。
- ヘッダーなど個々のデータポイントを右クリックして、一致基準にその値を追加したり、トランザクション分割オプションとして設定します。
- 受信 HTTP リクエストを、URI、HTTP パラメータ、ヘッダーなど、リクエストのさまざまな部分やペイロードでグループ化できます。[Values] 列から結果を右クリックして、[HTTP Request Match] 基準に値を追加できます。
マスキングされたトランザクション
ライブプレビューは、別の既存のビジネストランザクションからのダウンストリームであるトランザクションに、マスキングされたトランザクションとしてフラグを付けます。現在のトランザクションをマスキングしている元のビジネストランザクションを表示するには、トランザクションの数を示すリンクをクリックします。
マスキングトランザクションのビジネス トランザクション ダッシュボードを表示するには、ビジネストランザクション名をクリックします。
1つまたは複数のマスキングトランザクションの外部にある現在のエントリポイントのメトリックを表示する場合は、次のように入力します。
- アップストリーム トランザクションを作成したビジネストランザクション検出ルールを無効にします。または
- エントリポイントのサービスエンドポイントを作成します。
それ以外の場合、マスキングされたエントリポイントのパフォーマンスを、現在それが属しているビジネストランザクションのセグメントとして追跡を継続できます。