ネットワークの可視性は、次のオブジェクトタイプのメトリックを収集できます。

  • 階層間、または階層とロードバランサ/TCP エンドポイント間のネットワークリンク
  • ノード間、またはノードとロードバランサ/TCP エンドポイント間の接続

ネットワークの可視性でパフォーマンスの問題をトラブルシューティングする場合、アプリケーションの問題(フロー)からネットワークの問題(リンク)、さらに根本原因(接続)へとドリルダウンすることがよくあります。「ワークフローと使用例」を参照してください。

アプリケーションフロー

アプリケーション エージェントは、アプリケーション フロー マップに示されているように、階層間のアプリケーションフローのメトリックを収集します。この図は、階層 1 と階層 2 の間のアプリケーション x のコール、トランザクション、およびメッセージを示しています。

Application Flow Map

ネットワークリンク

ネットワークエージェントは、Network Dashboard で表示できるネットワークリンクのメトリックを収集します。ネットワークリンクは、2 つの階層間、あるいは階層と中間のロードバランサまたは TCP エンドポイント間の一連のすべてのトラフィックです。アプリケーションフローがロードバランサを介してトラフィックを転送する場合、ネットワークの可視性によって各側にリンクが作成され、各リンクのメトリックが計算されます。この図は、ロードバランサを介して 2 つの階層によって送受信されたアプリケーション x のネットワークトラフィックを示しています。 

Network Links

TCP 接続

個々のノードが接続を介してトラフィックを送受信します。ネットワークの可視性では、接続とは、同じ送信元 IP アドレス、宛先 IP アドレス、宛先ポート、およびプロトコルを使用する一連のすべてのトラフィックです。この図は、4 つのノードがロードバランサを介してアプリケーション x のトラフィックを送受信するために使用する個々の接続を示しています。

TCP connections