Download PDF
Download page RPM パッケージを使用した Linux へのインストール.
RPM パッケージを使用した Linux へのインストール
Related pages:
このページでは、RPM パッケージマネージャをサポートする Linux システムにマシンエージェントをインストールする方法について説明します。
- CentOS
- RHEL
- Fedora
- openSUSE
SUSE Linux Enterprise Server
- AARCH
RPM をサポートしていない Linux システムの場合は、JRE バンドルの Zip アーカイブを使用します。
RPM インストーラによって、ホストマシンに次のような変更が加えられます。
- appdynamics-machine-agent グループと appdynamics-machine-agent ユーザが作成されます。
- machine-agent ディレクトリ内の特定のファイルの所有権が appdynamics-machine-agent ユーザに割り当てられます。
これらの変更は、非ルートユーザが RPM でインストールされたエージェントを設定して実行できるようにするために必要です。マシンエージェントサービスに別のユーザまたはグループを使用する場合は、RPM インストール用のシェルで MACHINE_AGENT_USER 環境変数と MACHINE_AGENT_GROUP 環境変数を設定します。
sudo MACHINE_AGENT_USER=myuser MACHINE_AGENT_GROUP=mygroup rpm -ivh appdynamics-machine-agent.rpm
指定したユーザまたはグループが存在しない場合は、エラーメッセージが表示され、RPM のインストールが停止します。続行するには、ユーザとグループを定義する必要があります。
ご使用の環境でこの問題が発生した場合は、ZIP アーカイブを使用してエージェントをインストールします(「JRE がバンドルされている ZIP を使用した Linux へのインストール」を参照)。
マシンエージェントのインストール
インストールする前に、「Install the Machine Agent」を確認してください。
RPM パッケージをダウンロードしてインストールします。管理者権限を使用して、次の CLI コードを入力します。<pkg-name.rpm> は、
appdynamics-machine-agent-<version
>.x86_64.rpm
などの環境に適したパッケージの名前です。sudo rpm -ivh <pkg-name.rpm>
CODEエージェントファイルが
opt/appdynamics/machine-agent
にインストールされ、エージェントがサービスとして追加されます。設定の詳細を収集し、<machine_agent_home>/conf/controller-info.xml ファイルを編集するか、JVM 起動スクリプトファイルにシステムプロパティを追加することで、エージェントを設定します。
「.Linux Install Using the RPM Package v22.2」を参照してください。- (必須)コントローラのホスト名、ポート番号、およびアカウントアクセスキーを設定します。
- (オプション)メモリ要件を確認します。詳細については、「マシンエージェントの要件とサポートされる環境」を参照してください。
- (オプション)SSL を使用するようにエージェントを設定します。詳細については、マシンエージェントの SSL の有効化を参照してください。
- (オプション)プロキシ設定を使用するようにエージェントを設定します。「マシンエージェントの設定プロパティ」を参照してください。
(マルチテナントモードまたは SaaS インストールの場合に必須)エージェントアカウント情報を設定します。「マルチテナント コントローラ アカウント」を参照してください。
- (オプション)アプリケーション名と階層名を指定する必要があるかどうかを決定します。詳細については、マシンエージェントのインストールのシナリオを参照してください。
いずれかの APM アプリケーション エージェントと同じサーバにマシンエージェントをインストールする場合は、アプリケーション名と階層名を指定しないでください。
- エージェントを起動します。エージェントをサービスとして起動すること(sudo または root ユーザが必要)、またはコマンドラインから起動することができます。インストール中に
systemd
が検出された場合は、systemctl
コマンドを使用してエージェントサービスを起動できます。- SysV を使用:
service appdynamics-machine-agent start
- systemd を使用:
systemctl start appdynamics-machine-agent
- コマンドラインから:<machine_agent_home>
/bin/machine-agent
- ランチャーから:<machine_agent_home>
/etc/init.d/appdynamics-machine-agent start
- SysV を使用:
RPM パッケージ機能
RPM パッケージマネージャは、エージェントファイルを opt/appdynamics/machine-agent
にインストールし、シンボリックリンクを作成し、環境変数を設定し、エージェントをサービスとして追加します。
シンボリックリンク
RPM パッケージマネージャは、/etc
ディレクトリ内のエージェントスクリプトと設定ファイルへのシンボリックリンクを作成します。別のインストールディレクトリ、別の JRE、またはエージェントを実行する別のシステムユーザアカウントに対応する場合は、これらのリンクを編集できます。
SysV サービススクリプトのリンク
/etc/init.d/appdynamics-machine-agent >> /opt/appdynamics/machine-agent/etc/init.d/appdynamics-machine-agent
このスクリプトには、次のサービスコマンドが用意されています。
Start
:サービスを開始し、エージェントを起動するスクリプトを実行します。Stop
:サービスを停止します。Restart
:サービスを再起動します。Status
:サービスのステータスを返します。
例: service appdynamics-machine-agent start
環境変数のリンク
SysV:
/etc/sysconfig/appdynamics-machine-agent >> /opt/appdynamics/machine-agent/etc/sysconfig/appdynamics-machine-agent
このスクリプトは、環境変数を設定します。
MACHINE_AGENT_HOME=/opt/appdynamics/machine-agent –
:エージェントファイルが配置されている場所を指定します。JAVA_HOME=/opt/appdynamics/machine-agent/jre –
:エージェントが使用する JRE を指定します。AppDynamics では、独自の JRE を含む RPM パッケージインストーラを使用することを推奨しています。ただし、JRE の要件を満たしている限り、別の JRE を使用できます。MACHINE_AGENT_USER=root –
エージェントを起動するためのシステムユーザを指定します(デフォルトは root)。AppDynamics では、マシンエージェントを実行するための非ルートユーザを作成することを推奨しています。新しいユーザには、controller-info.xml の読み取りアクセス権とログファイルへの書き込みアクセス権が必要です。次を参照してください。マシンエージェントを実行するために必要な権限
systemd:環境変数は次のサービスファイルにあります。
/etc/systemd/system/appdynamics-machine-agent.service >> /opt/appdynamics/machine-agent/etc/systemd/system/appdynamics-machine-agent.service
"MACHINE_AGENT_USER" 変数は systemd
サービスファイルにはありません。この変数は単に User
です。
エージェントからコントローラへの通信のリンク
エージェントからコントローラへの通信のプロパティを含む controller-info.xml ファイルへのリンクを設定します。
/etc/appdynamics/machine-agent/controller-info.xml >> /opt/appdynamics/machine-agent/conf/controller-info.xml
ロギングの設定
log4j.xml ファイルは、エージェントによってログに記録される情報の詳細を制御します。デフォルトでは、ログレベルは info
に設定されます。
/etc/appdynamics/machine-agent/logging/log4j.xml >> /opt/appdynamics/machine-agent/conf/logging/log4j.xml
エージェントをサービスとして追加する
パッケージがインストールされた後、appdynamics-machine-agent によって opt/appdynamics/machine-agent/bin/postInstall.sh
が実行され、エージェントがサービスに追加されます。インストーラは、SysV
スクリプトをコピーしてサービスを追加します。または、systemd
が検出された場合は、インストーラはエージェント ユニット ファイルの /etc/systemd/system/appdynamics-machine-agent.service
をコピーし、このユニットファイルを使用してエージェントをサービスに追加します。
エージェントサービスの systemd ユニットファイルをインストールする
RPM パッケージをインストールするとき、または postinstall.sh
スクリプトを実行するときにシステムで systemcd
が検出された場合、エージェントサービスの systemd
ユニットファイルが次の場所にコピーされます。/etc/systemd/system/appdynamics-machine-agent.service
ExecStart:systemd
サービスファイルのこのオプションは、エージェントをデーモンとして起動するスクリプトを指します。マシンエージェントを /opt/appdynamics/machine-agent,
にインストールしていない場合は、パスを <machine-agent-home>/scripts/machine-agent-daemon
に変更します。パスを編集していない場合は、デフォルトで正しい場所を指しています。
関連する systemctl
コマンドを使用して、エージェントサービスを開始および停止できます。すべての systemctl
コマンドの詳細については、systemctl の man ページを参照してください。
コマンド | 形式 |
---|---|
|
|
(フルパスを使用) |
|