このページでは、ブラウザ RUM 設定を確認するための概要を説明します。

ロードの確認

選択した期間にわたってモニタするページのアプリケーションでロードが実行されていることを確認してください。

ブラウザ RUM が初めて新しいページ、iframe、または Ajax コールを検出すると、コントローラの UI にデータが表示されるまでに数分の遅延が発生します。

  • エージェントがコントローラに登録されるまでに、最大で 2 ~ 3 分かかります。この間、メトリックはキャプチャされません。 
  • ページが登録され、トラフィックが流れ始めると、メトリックが AppDynamics コンソールに表示されるまで、さらに 2 ~ 3 分かかることがあります。
  • その後、エンドユーザのクリックとブラウザ RUM データの表示の間の遅延は 2 ~ 3 分です。

ブラウザ RUM が有効になっていることの確認

アプリケーションのブラウザ RUM が有効になっていることを確認します。無効になっている場合は有効にします。「ブラウザモニタリングの有効化と無効化」を参照してください。

ページがインストゥルメント化されていることの確認

Web ページのソースを調べて、モニタ対象のページがインストゥルメント化されていることを確認します。

接続性の確認

ブラウザから EUM クラウドへの接続が確立されていることを確認します。

ビーコンに関する問題の調査

ビーコンが存在しないか、またはそのステータスが無効である場合は、ブラウザ RUM 構成を確認します。詳細については、ブラウザRUMのセットアップとアクセスを参照してください。

インストゥルメント化されたアプリケーションに問題がないかどうかを確認するには、次のことを確認します。

  • JavaScript エージェント拡張(adrum.ext)がロードされ、そのステータスは OK(200)。
  • EUM ビーコンが次のように送信される。
    • .gif リクエストとして(古いブラウザ)
    • adrum.gif の GET リクエストがロードされ、ステータスは OK(200)。
    • ビーコンの ky パラメータは、アプリケーションキーに設定される。

    • CORS ベースのリクエストとして(廃止)
    • POST リクエストは、ステータスが OK(200)で送信された。
    • アプリケーションキーはビーコンの本文で送信される。
    • CORS ベースのリクエストとして
    • POST リクエストは、ステータスが OK(200)で送信された。
    • アプリケーションキーは URL で送信される。

イメージリクエストを使用するためのビーコンには、固有の長さの制限があります。このため、180 文字より長い URL、50 文字より長いページ名 、113 文字より長いユーザデータ(キーと値の組み合わせ)は、これらのブラウザではサポートされません。

開発者ツールを使用してアプリケーションを調査する

Web ブラウザの開発者ツールを使用して、アプリケーションを調査できます。

次のスクリーンショットは、Chrome の .gif ベースのビーコンを示しています。

.gif-based Beacon 

次のスクリーンショットは、URL パス内のキーを使用した CORS ベースのビーコンを示しています。

CORS-based Beacon

ブラウザが Web ページに必要なリソースをダウンロードしていることを確認するために、HAR ファイルを作成します。