このページでは、AppDynamics テナント UI の機能について説明します。テナント UI は、エンドユーザのアプリケーションに対して、バックエンドのインフラストラクチャ/サーバからアプリケーション全体の状況をモニタ、トラブルシューティング、および分析するために使用する主要なインターフェイスです。 

テナント UI の概要

対応する Web ブラウザ

AppDynamics テナント UI は HTML5 ベースのブラウザアプリケーションであり、最新バージョンのモダンブラウザで最も適切に機能します。 

テナント UI は、次のブラウザの最新バージョンに対してテストされ、それらのバージョンに対応しています。

  • Firefox
  • Google Chrome
  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Safari

一部の広告ブロッカーはテナント UI の機能に干渉する場合があります。特定の画面のロードの問題を回避するために、テナント UI を使用する場合は AdBlock を無効にすることを推奨します。

一般的なナビゲーション

テナント UI を使って AppDynamics の構成と環境のモニタリングを始める際、このドキュメントで頻繁に言及されるテナント UI の最も一般的に使用される要素に慣れておくと便利です。

UI に表示される正確なコントロールと機能は、ユーザアカウントの権限と製品モジュールライセンスによって異なります。たとえば、分析ライセンスでは、アプリケーション モニタリング画面で追加のコントロールが表示されます。詳細については、Create and Manage Custom Rolesを参照してください。

次のUI要素があります。

  • 上部ナビゲーションバー:[Alert & Respond] や [Dashboard & Reports] など、主要製品エリアやクロス製品機能エリアをナビゲートするために使用します。 
  • [Settings] メニュー:UI 環境のカスタマイズ、アカウント情報の表示、またはユーザロールで許可されている場合はユーザアカウントの追加や認証の構成など管理設定の構成を行えるページにアクセスできます。
  • [Time Range] メニュー:選択された時間範囲で AppDynamics が UI に示すメトリックデータを制御します。Time Rangeメニューの詳細については、次のセクションを参照してください。
  • 左ナビゲーションメニュー:製品エリアに固有のセクションにアクセスするために使用します。 

管理設定の概要

テナント UI で特定のテナントのユーザを作成および管理します。グローバルユーザアカウントの管理とテナントライセンスのサブスクリプション割り当てには、アカウント管理ポータルを使用します。

[Administration] オプションを表示するには、Account Owner ロールを持つユーザとしてログインしている必要があります。

管理 UI では、テナント固有のユーザオプションを複数設定できます。複数のアカウントがある場合は、テナントごとに各アカウントを個別に設定する必要があります。

  • Users:ユーザを作成および管理します。
  • API Clients:API クライアントを作成および使用し、REST API コールを介してテナントに安全にアクセスできます。詳細については、API Clientsを参照してください。
  • Groupsグループを作成して使用し、ユーザのロールを集合的に割り当てて管理します。
  • Roles:ロールを作成して使用し、テナント UI でユーザ権限を定義します。
  • Authentication Provider:テナントユーザの外部認証設定を行います。「LDAP Authentication」または「SAML Authentication」を参照してください。 
  • Integrations:AppDynamics 機能を補完する拡張機能の統合を設定します。詳細については、モジュールの統合を参照してください。 

時間範囲と設定

[Time Range] メニューは、UI 全体で使用できます。他の時間コンテキストが適用される [Scalability Analysis] ページなどの場合を除き、選択内容によって、UI に表示されるデータの範囲が決まります。新しい時間範囲を選択した場合、他のページに移動しても、アクティブな範囲のままになります。 

事前設定されたStandard時間範囲を選択することも、Custom時間範囲を入力することもできます。過去に終了したカスタム時間範囲を設定し、時間の経過に伴う傾向の分析に役立てることができます。 

カスタム時間範囲を作成するには、次の手順を実行します。

  1. [ Custom] をクリックして [Plus Icon] を選択します。.
  2. [Name] に入力し、オプションで [Description] に入力します。
  3. ダイアログに開始日時と終了日時を選択し、入力します。 
  4. Save をクリックします。
  5. 必要に応じて [Share with Everyone] を選択し、テナントの他のすべてのユーザと範囲を共有します。 

カスタム時間範囲を管理するには、次の手順を実行します。

  1. [Custom] をクリックして、Settings を選択します。
  2. 時間範囲を選択します。
  3. [Add]、[Edit]、[Delete]、または [Copy] を選択します。 
  4. [Apply ](Apply Icon resembles a checkmark)をクリックして変更を保存し、セッションを更新します。 

フローマップで 5 分および 15 分間隔での自動更新を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. Standard を選択します。
  2. 5 分または 15 分を選択すると、リストの下部に [Auto-refresh] チェックボックスが表示されます。
  3. データを自動的に更新するには、[Auto-refresh] チェックボックスをオンにします。

他のユーザとのビューの共有

アプリケーション問題のトラブルシューティングは、複数のユーザが関与する共同作業になる場合がよくあります。UI で現在アクティブになっている時間範囲を保持する共有可能な URL を使用して、UI の特定のビューを共有できます。現在の時刻に相対する時間範囲(「直近の 15 分間」など)は、URL で固定された時間範囲として表されます。 

ビューを共有するには、次の手順を実行します。

  1. [Settings] > [Copy a link to this screen to the clipboard] を選択します。 
  2. 必要に応じて URL を貼り付けて共有できます。