IBM Integration Bus(IIB)エージェントでは、IIB インスタンスでアクティビティフローを確認できます。AppDynamics IIB エージェントを使用して、次の操作を行うことができます。

  • より大規模なエンドツーエンドアーキテクチャでトランザクションを処理する際に時間がかかる場所を特定するには、IIBを通過するビジネストランザクションを相関させます。
  • IIBフロー内でビジネストランザクションの処理に時間がかかる場所を測定します。これにより、オペレーション担当者とフロー開発者がフロー内のボトルネックを特定できるようになります。

このページでは、AppDynamics でモニタリングされるというコンテキストで IBM IIB について説明します。IBM IIBとその機能の完全な説明については、IBM製品のドキュメントを参照してください。

動作

このエージェントでは、HTTP、JMS、および IBM MQ メッセージングノードの入出力相関がサポートされています。BT で生成されたメッセージフロー名およびメッセージフローノード名が含まれるトランザクション名で、ブローカー自体で生成されたビジネストランザクションを識別できます。

フロー内の時間がかかる場所を測定するために、エージェントによって、各メッセージフローノードが(メッセージフローノード名と一致するスレッド名を持つ)スレッドとしてモデル化されます。次に示すように、IIBを通過したビジネストランザクション用のビジネストランザクションダッシュボードのツリービューにノードごとの時間を表示できます。

Business Transactions Tree View

IIB エージェントでは、メッセージフローノードの時間データもレポートされます。このデータは、IIB を通過するビジネストランザクションのトランザクション スナップショットにスレッドセグメントとして表示されます。このデータは、IIBを通過するビジネストランザクションのトランザクションスナップショットにスレッドセグメントとして表示されます。

各ブローカーは、AppDynamics フローマップでティアとして表示され、構成で指定した名前が付けられます。各ブローカープロセスは、ノードとしてAppDynamicsに登録されます。ノード名は、ブローカー名と実行グループ名から生成されます。

node-reuse  true に設定されている場合に <node-reuse-prefix>prefixName</node-reuse-prefix> プロパティを使用します。このプロパティを設定しない場合、IIB エージェントは、IBM の内部ノード名標準に従ってノード名を生成します。「ノード名の再利用の有効化」を参照してください。