エージェントログは、エージェント構成およびアプリケーションのインストゥルメンテーションに関する問題を解決する際に使用できます。コントローラでは、トラブルシューティングを支援するために AppDynamics サポートに提出できるエージェントログファイルを生成し、アーカイブできます。「エージェントログファイルのリクエスト」を参照してください。
Agent ログファイルの情報
ログファイルの先頭には、エージェントモニタリングサービスの起動および構成設定が表示されます。エージェントログには、エージェント実行時間アクティビティのシーケンスと、発生した例外も含まれます。この情報を使用して、展開に関する問題のトラブルシューティングを行うことができます。
ログ情報の例:
- エージェントバージョンおよびビルド日時
- JVMランタイムバージョン(Java のみ)
- 構成の変更
- バックエンド検出
- 例外
- ログセッションリクエストからの結果
ログレベル
収集された情報量の多い順に一覧表示されたログレベルは、次のとおりです。
- すべて:すべてのイベントのログを収集します。
- トレース:アプリケーションのデバッグに役立つ可能性のあるデバッグレベルより細かい情報イベントをレポートします。
- デバッグ:アプリケーションのデバッグに役立つ可能性のある細かい情報イベントをレポートします。
- INFO:デフォルトのログレベル。アプリケーションの進捗状況を大まかなレベルで示す情報メッセージをレポートします。
- 警告 : 潜在的に有害な状況についてレポートします。
- エラー : アプリケーションの続行を許可する可能性のあるエラーイベントについてレポートします。
すべてのエージェントがすべてのレベルで記録されるわけではありません。
ログの構造
このセクションでは、次のエージェントでエージェントログがロールオーバーされる方法について説明します。
- Javaエージェント
- .NETエージェント
- [プロキシ(Proxy)]
- BytecodeTransformer
- ビジネストランザクション
- JMX
- REST
- マシンエージェント
- (内部で使用される)動的サービス
最大ファイルサイズに達すると、新しいログファイルが作成されます。1番目のファイル名は...0.log、2番目のファイル名は...1.logのようになります。セットごとの最大ファイル数は5、インストゥルメント化されたノードごとの最大セット数は5です。最大セット数に達すると、新しいセットの作成時に最も古いセットが削除されます。
エージェントは古いログファイルをローテーションしますが、最初のログファイルは保持します。最初のログファイルには、トラブルシューティングや記録保持に役立つその他の情報とともに、エージェントが起動された特定のコンテキストを反映している情報も含まれます。エージェントが再起動すると、新しいセットが作成され、最も古いセットが削除されます。
各セットには、アプリケーション エージェント ログだけでなく、存在するログに応じて、ByteCodeTransformer
、REST
、BusinessTransaction
の各ログがあります。単一のセットは、次の内容で構成される場合があります。
agent.<timestamp>.#.log
ByteCodeTransformer.<timestamp>.#.log
REST.<timestamp>.#.log
BusinessTransaction.<timestamp>.#.log
ここで、#
はセットの番号です。
たとえば、ログディレクトリ内の次のログは、4 月 3 日または 1 番目のセット(セット 0)に作成されました。エージェントは Java エージェントです。これはプレフィックス agent でわかります。他のアプリケーション エージェントは、異なる命名規則を使用します。「エージェント固有の情報」を参照してください。
次回エージェントの再起動時に、新しいセットが作成されます。このセット(セット1)のログには、次のような名前が付けられます。
次のセット(セット2)
などから5つの潜在的なセットまで。
エージェント固有の情報
AppDynamicsアプリサーバーエージェントによって、ログの記録場所や最大ログサイズが異なります。