このページでは、パーセンタイルメトリックと、デフォルトのパーセンタイル収集の変更方法について説明します。 

パーセンタイルセット内の測定値の割合がその値を下回ります。たとえば、150 ms の 95 パーセンタイル値は、すべての値のうち 95% が 150 ms 以下であることを意味します。「Quick Tour of Percentile Metrics for Java」を参照してください。

パーセンタイルメトリック収集の無効化

Java エージェントと .NET エージェントは、デフォルトで、パーセンタイルメトリックをキャプチャします。[Configuration >Slow Transaction Thresholds ] ページの [Configure Percentile Metrics] パネルで、パーセンタイルメトリックの収集を無効にすることができます。または、手動で disable-percentile-metrics ノードプロパティを True に設定して、エージェントがパーセンタイルメトリックを収集しないようにします。

収集するパーセンタイルの指定

デフォルトでは、アプリエージェントは95番目のパーセンタイル値を取得します。[Configuration >Slow Transaction Thresholds ] ページで、[Percentiles to Collect] に 1 ~ 99 の間の 5 つの整数を指定することができます。構成の変更は、既存のすべてのビジネストランザクションに適用することも、構成の変更後に発見された新しいトランザクションのみに適用することもできます。

パーセンタイルメトリックのアルゴリズムの変更

エージェントは、次のいずれかのメソッドを使ってパーセンタイルメトリックを計算します。

  • P Square algorithm (default):このオプションでは、ストレージの消費量と発生する CPU のオーバーヘッド量が最も少なくなります。計算されるパーセンタイルの精度は、応答時間の分布の性質によって変化します。提示されるパーセンタイルの精度が不明な場合以外は、このオプションを使ってください。
  • Quantile Digestアルゴリズム: このオプションでは、エージェントが実行されているマシンで消費されるストレージとCPUのオーバーヘッドが少しだけ増えますが、応答時間の分布次第ではより優れたパーセンタイルが提供される可能性があります。

アルゴリズムオプションを調整するには、[App Agent Node Property] を percentile-method-option に設定します。