AppDynamics Java エージェントを有効にするには、javaagent コマンドラインオプションを WebLogic 起動ファイルに追加します。ノードマネージャーを使用してクラスタ化されたWebLogic Serverを起動/停止する場合、WebLogic Server管理コンソールでサーバーの起動を構成します。

Windows用Oracle WebLogicのインストゥルメント化

  1. <weblogic_version_install_dir>\user_projects\domains\<domain_name>\bin にある startWebLogic.cmd ファイルを開く。
  2. 次の javaagent 引数をアプリケーションサーバ起動スクリプトに追加する。 

    set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -javaagent:"<drive>:\<agent_home>\javaagent.jar"
    
    CODE
    • javaagent 引数は、ドライブ文字を含むエージェントのインストールディレクトリのフルパスを参照する必要があります。

    • このコマンドは、次のように WebLogic 起動コマンドの前に置く必要があります。

      @REM Enable the AppDynamics Java Agent
      set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -javaagent:"E:\AppDynamics\AppServerAgent\javaagent.jar"
      @REM AppDynamics Java Agent END
      
      @REM START WEBLOGIC
      echo starting weblogic with Java version:
      %JAVA_HOME%\bin\java %JAVA_VM% -version
  3. アプリケーションサーバーを再起動して変更を適用する。

Windowsサービスとして実行中のアプリケーション用Oracle WebLogicをインストゥルメント化

一部のアプリケーションは、WebLogicをWindowsサービスとしてインストールするプリコンパイルされた起動メソッドを持ちます。

エージェントをサービスに追加するには、次の手順を実行します。

  1. install_XXXX_Server_Start_Win_Service.cmd のような、アプリケーションサービスを起動するスクリプトファイルを開く。
  2. 次のように、javaagent コマンドを "set CMDLINE=%JAVA_VM%..." で始まるラインの前に追加する。

    set CLASSPATH=%MYSERVER_CLASSPATH%;%PRE_CLASSPATH%;%WEBLOGIC_CLASSPATH%;%POST_CLASSPATH%;%WLP_POST_CLASSPATH%
    
    set JAVA_VM=%JAVA_VM% %JAVA_DEBUG% %JAVA_PROFILE%
    
    set WLS_DISPLAY_MODE=Production
    
    @REM Enable the AppDynamics Java Agent
    set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -javaagent:"<drive>:\<agent_home>\javaagent.jar"
    @REM AppDynamics Agent END
    
    set CMDLINE=%JAVA_VM% %MEM_ARGS% -classpath %CLASSPATH% %JAVA_OPTIONS% weblogic.Server"
    CODE
  3. コマンドプロンプトを開き、以下のスクリプトを実行しアプリケーション用の既存の Windows サービスを削除する。

    install_XXXXX_Server_Start_Win_Service.cmd  XXXXX_xxxxx_Production_Server  R
  4. アプリケーション用の最新のWindowsサービスをインストールする。

    install_XXXXX_Server_Start_Win_Service.cmd  XXXXX_xxxx_Production_Server  I
  5. WebLogic Web コンソールから、アプリケーションを停止する。
  6. Windowsサービスアプリケーションからアプリケーション(WebLogicも起動する)を起動する。その場合のWindowsサービス名は、XXXXX_xxxx_Production_Serverです。
  7. アプリケーションが正常に動作していることを確認する。

Oracle ドキュメントの「Creating a Server-Specific Script」を参照してください。

Linux用Oracle WebLogicのインストゥルメント化

  1. <weblogic_<version#>_install_dir>/user_projects/domains/<domain_name>/bin/startWebLogic.sh にある startWebLogic.sh を編集する。
  2. 次をアプリケーションサーバー起動スクリプトの先頭に追加する。

    export JAVA_OPTIONS="$JAVA_OPTIONS -javaagent:/agent_home/javaagent.jar"
    CODE
    • javaagent 引数は、エージェントのインストールディレクトリのフルパスを参照する必要があります。

    • export コマンドは、次のように WebLogic 起動コマンドの前に置く必要があります。

      #Enable the AppDynamics Java Agent 
      export JAVA_OPTIONS="$JAVA_OPTIONS -javaagent:/opt/AppDynamics/AppServerAgent/javaagent.jar"
      
      # START WEBLOGIC
      echo "starting weblogic with Java version:"
      ${JAVA_HOME}/bin/java ${JAVA_VM} -version
  3. アプリケーションサーバを再起動して変更を適用する。

クラスタ化されたWebLogicサーバーのインストゥルメンテーション

ノードマネージャを使用して起動/停止するクラスタ化された WebLogic Server の場合、WebLogic Server 管理コンソールでサーバの起動を構成します。

  1. WebLogic Server Administration Console を開きます。「Overview of the Administration Console」を参照。
  2. [Environment > Servers ] に移動し、[Server List] でサーバをクリックする。
  3. [Server Start] タブをクリックする。
  4. javaagent 引数を追加し、Java エージェントへのパスに値を設定する。

    -javaagent:/<agent_home>/javaagent.jar

    WebLogic Server Administration Console

  5. アプリケーションサーバーを再起動する。

Java 2 セキュリティ構成

WebLogic Server で Java 2 セキュリティを有効にした場合、次のコードブロックを weblogic.policy ファイルに追加する必要があります。

grant codeBase "file:/<agent_home>/-"
{ permission java.security.AllPermission; };