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エージェントインストーラのカスタマイズ
このページでは、エージェントインストーラの構成を微調整する方法について説明します。変更は、エージェント インストーラ プラットフォーム構成ファイル(config.json
)に適用されます。
エージェント インストーラ プラットフォーム構成のカスタマイズ
エージェント インストーラ プラットフォームには、構成をカスタマイズするために使用できるコマンドが複数あります。コマンドは、インストール中またはインストール後に実行できます。コマンドは、zeroctl
実行可能ファイル(エージェント インストーラ プラットフォーム ディレクトリにあるバイナリ)に対して発行できます。エージェント インストーラ プラットフォームは定期的に構成ファイルをチェックして、変更を適用します。
これらのコマンドは、zeroctl
実行可能ファイルでのみ使用する必要があります。zero-config.json
ファイルは直接変更しないでください。直接変更すると、定義されていない動作が発生する可能性があります。
コマンド名 | 説明 |
---|---|
configure | エージェント インストーラ プラットフォーム構成ファイルを変更します。 |
| エージェント インストーラ プラットフォームの実行を停止します。 |
| エージェント インストーラ プラットフォームで個々のエージェントの実行を停止します。 |
start | エージェント インストーラ プラットフォームを起動または再起動します。sudo インストールでは自動的に実行されます。 |
start <agent> | エージェント インストーラ プラットフォームで個々のエージェントを開始または再起動します。 |
status | 管理対象エージェントのステータスを表示または出力します。 |
purge | エージェント インストーラ プラットフォーム、Java、マシンエージェント、およびすべての構成ファイルをマシンから削除します。 |
uninstall | エージェント インストーラ プラットフォーム、Java、およびマシンエージェントをマシンから削除しますが、構成ファイルは保持します。 |
コマンドフラグの表示
コマンドで使用可能なフラグを表示するには、次のように入力します。
<install-directory> bin/zeroctl <command> -h
たとえば、install
コマンドで使用可能なフラグを表示するには、次のように入力します。
<install-directory> bin/zeroctl install -h
出力の例では、フラグとパラメータのデータ型、および install
コマンドの説明が表示されます。
<install-directory> bin/zeroctl install -h
...
Install Agent Installer Platform
Usage:
zeroctl install [flags]
Flags:
--log-level string Logging level (choose from [panic fatal error warning info debug trace])
--max-log-rate int Maximum log msg rate (default -2)
--disable-instrumentors strings Instrumentors to disable (choose from [java tomcat jboss glassfish weblogic websphere all])
--enable-instrumentors strings Instrumentors to enable (choose from [java tomcat jboss glassfish weblogic websphere all])
--application string Controller application name
--account string Controller account name
--access-key string Account access key
--service-url string Service URL
--javaagent string Java agent (choose from [dynamic ibm sun])
--jboss-log-manager-modify LogManager args for JBoss (choose from [true false])
--proxy-url string Proxy URL
--install-path string Agent Installer Platform installation path (default "/opt/appdynamics/zeroagent")
--systemd Install in systemd (default true)
-h, --help help for install
インストール中およびインストール後にフラグ付きコマンドを実行する
インストール後は zeroctl
バイナリでコマンドを実行できます。インストール中に変更を行う場合は、インストールスクリプトにフラグを追加します。
たとえば、次のように info
にログレベルを設定します。
インストール中(フラグとして)の場合は、次のように入力します。
sudo ./zero-agent.sh install --application 'AgentInstallerTestApp' --account 'project-zero' --access-key 'myaccesskey' --service-url 'https://test.saas.appd-test.com' --log-level=info
BASH
インストール後(
zeroctl
実行可能ファイルを使用)の場合は、次のように入力します。<install-directory> bin/zeroctl configure --log-level=info
BASH
エージェント インストーラ プラットフォームのプロキシへの接続
エージェントインストーラは、暗号化されていないプロキシのみとの接続をサポートします。プロキシ接続を使用するように zeroctl
実行可能ファイルを設定するには、次のように入力します。
<install-directory> bin/zeroctl configure --proxy-url=http://localhost:1001
ティア名の変更
エージェントインストーラは、インストゥルメント化されたすべてのティアの名前を自動的に作成します。名前を作成するため、インストーラはアプリケーションサーバ名などの Java プロセスから情報を抽出します。
インストゥルメント化されたティアの名前を変更するには、AppDynamics サポートに連絡してください。AppDynamics サポート担当者が変更を適用するため、appd_rule_user
という名前の新しいユーザを作成してから appd_rule_user
Install Agent権限のみを付与する必要があります。これにより、機密データが確実に保護されます。
AppDynamics サポートに連絡する際は、appd_rule_user
のログイン情報を提供します。
Systemd
統合のオーバーライド
sudo
インストール時にエージェントインストーラを systemd
と統合しない場合は、 -systemd false
を install コマンドに追加します(「エージェントインストーラの使用」の手順 5a)。次に例を示します。
sudo ./zero-agent.sh install --application 'AgentInstallerTestApp' --account 'project-zero' --access-key 'myaccesskey' --service-url 'https://test.saas.appd-test.com' --systemd=false
watchdog
による継続的な運用の維持
エージェントインストーラには、次のスタンドアロンエージェントとその関連プロセスの継続的な運用を保証するwatchdog
プロセスが含まれています。
- エージェント インストーラ プラットフォーム デーモン
- マシンエージェント
エージェントインストーラを systemd
に統合する場合、watchdog
プロセスのプロファイルが作成され、システムの計画的または計画外の再起動後に確実に開始されるようにします。systemd
プロファイルは、通常の動作中にプロセスが終了した場合もwatchdog
プロセスを再起動します。
(--systemd=false
を設定することにより)エージェントインストーラを systemd
と統合しない場合は、インストール後に systemd
プロファイルを作成できます。
systemd
プロファイルがない場合は、スタンドアロンエージェントとその関連プロセスが確実に動作するように、watchdog
プロセスを手動で開始する必要があります。
システムで SELinux モジュールを有効にした場合は、watchdog
およびその他のエージェント インストーラ プラットフォームプロセスがブロックされないように設定する必要があります。
watchdog
プロセスを開始するには、次のように入力します。
<install-directory> bin/zeroctl start
watchdog
プロセスを停止するには、次のように入力します。
<install-directory> bin/zeroctl stop
詳細については、「エージェントインストーラ」を参照してください。
個々のエージェントの開始または停止
watchdog プロセスを使用すると、エージェント インストーラ プラットフォームで個々のエージェント(マシンまたは Zero)を開始および停止できます。管理対象エージェントのステータスを表示または出力することもできます。
たとえば、マシンエージェントを開始するには、次のように入力します。
<install-directory> bin/zeroctl start machine
Starting Machine Agent
...
Machine Agent started successfully
たとえば、Zero エージェントを停止するには、次のように入力します。
<install-directory> bin/zeroctl stop zero
Stopping Zero Agent
...
Zero Agent stopped successfully
管理対象エージェントのステータスを表示または出力するには、次のように入力します。
<install-directory> bin/zeroctl status