エージェントスコープは、どのエージェントが CLM ソースルールを使用するかを決定するために使用されます。展開された分析エージェントをスコープにグループ化してから、ソースルールをスコープに割り当てることができます。エージェントスコープを作成する際は、静的リストからエージェントを選択するか、または一致ルールを指定してエージェントを動的に追加するかを選択できます。

静的エージェントスコープ 

[Available Agents] リストには、コントローラに対する分析エージェントのレポートが入力されます。このリストを使用して、現在使用可能なエージェントをスコープに追加できます。

動的エージェントスコープ

ルールに一致する登録済みの分析エージェントを自動的にスコープに追加する、またはスコープから除外する一致条件を指定できます。将来コントローラに登録され、スコープの条件に一致する特性を持つ分析エージェントもスコープに追加されます。エージェント名、一意のホスト ID、または IP アドレスで照合できます。

一致条件に使用できる演算子には、正規表現(regex)とクラスレスドメイン間ルーティング(CIDR)の表記が含まれます。CIDR は、IP アドレスとそれに関連付けられたルーティングプレフィックスの簡潔な表記です。

一致条件は加法的なので、除外は包含よりも優先されます。エージェントは、含まれるすべての条件を満たす必要があります。たとえば、次の条件のような設定を指定する場合、ABC という名前のエージェントはスコープに含まれません。

  • ABC」と等しい名前を含める
  • D」で終わる名前を含める

エージェントスコープの定義

エージェントスコープを追加するには、次の手順を実行します。

  1. コントローラの上部のナビゲーションバーから、[Analytics] をクリックします。
  2. 左側のナビゲーションパネルから、次をクリックします。Configuration > Log Analytics > Agent Scopes.
  3. Click +Add.
    [Add Agent Scope] ペインが表示されます。ここでは、エージェントを追加する方法を静的リストから指定するか、または一致ルールを指定して動的に行うかを指定できます。
  4. 特定のエージェントを追加するには、[Choosing specific agents] を選択し、[Available Agents] のリストから [Selected Agents] のリストにエージェントを移動してスコープを定義します。
  5. エージェントを動的に追加するには、[Specifying rules to match agents] を選択し、一致ルールを指定します。

  6. [Agent Scope] に名前を付けて [Save] をクリックします。