合成スクリプトはエンドユーザのインタラクションをシミュレートするため、Web ページの DOM 要素を特定できる必要があります。たとえば、スクリプトでは、ボタンまたはリンクをクリックしたり、テキストフィールドにテキストを入力したりすることができます。これには、スクリプトで関連する HTML 要素を特定して選択できる必要があります。

要素を特定する方法

Selenium WebDriver ライブラリは、HTML 要素を選択するための CSS セレクタおよび XPath ステートメントを提供しています。ライブラリメソッドのリストと使用例については、「4. Locating Elements」を参照してください。

要素を特定するためのベストプラクティス

要素を特定する際は、次の手順を実行することをお勧めします。チェックリストと考えてください。

  • アプリケーションについて、以下を理解してください。

    • DOM 構造

    • どのページが動的および静的にロードされるか

    • ページのどの要素がロードされ表示されるか

  • 要素とセレクタには可能な限り短い一意の ID を使用します。セレクタは常時中断されます。長い階層型セレクタは短いセレクタよりも簡単に中断されるため、短いセレクタを使用することで長期的にスクリプトのメンテナンスが減少します。
  • メソッド submit() を使用してフォームを送信する代わりに、ユーザが表示可能な要素をクリックするか、または Return キーを送信します。 
  • 要素の可視性に注意してください。仕様は複雑であり、結果がユーザの期待するものであるとは限りません。詳細については、「WebDriver specification」を参照してください。