このページでは、Node.js プロセスをモニタする方法について説明します。AppDynamics Node.jsエージェントにより、Node.js アプリケーションを実稼働でモニタリングし、通常より動作の遅いアプリケーションや多くのエラーを発生しているアプリケーションを特定することができます。また、アプリケーションの問題をトラブルシューティングするツールを提供するため、アプリケーションを使用するユーザがパフォーマンスの遅延に気づく前に対策を講じることが可能になります。

データにアクセスするには、AppDynamicsの資格情報を使用してWebブラウザからコントローラにログインします。また、AppDynamics REST API を使用してプログラムからデータにアクセスすることも可能です。

プロセススナップショット

Node.js のノードダッシュボードは、Node.js プロセスのプロセススナップショットへのアクセスに使用する [Process Snapshots] タブがあること以外は、その他のアプリケーション エージェントのノードダッシュボードと同様です。

Node.jsのような単一スレッドモデルの場合、遅いプロセスが1つあると他のプロセスが強制的に待機させられます。プロセス スナップショット リストを使用して Node.js プロセスをモニタリングし、CPU 時間の長い機能や大量のメモリを消費しているプロセスを特定できます。CPU をブロックまたはメモリリークしているコードの関数を正確に特定するプロセススナップショットをリストから選択し、調査できます。

プロセススナップショットは、インストゥルメント化されたNode.jsノードにおけるCPUプロセスのインスタンスを表します。これにより、構成可能な時間範囲におけるCPUプロセスの、プロセス全体のコールグラフが生成されます。プロセススナップショットは、実行中のビジネストランザクションとは独立しています。

プロセススナップショットは、ティアレベルまたはノードレベルでモニタリングできます。

カスタマイズ

Node.js エージェントは、標準ダッシュボードには表示されない複数のメトリックを収集します。Metric Browserでは、[Application Infrastructure Performance] > [Tier] > [Node.js.] で、Node.js プロセスに関する特別なメトリックを含むすべてのメトリックを確認できます。

さまざまなウィジェットを使用して、このメトリックを表示するカスタムダッシュボードを作成し、経営幹部、執行部、開発者、QA など、組織内の一定ユーザ用にカスタマイズされた情報を視覚的に表示することができます。

また、許容可能なパフォーマンスのレベルを規定する正常性ルールを作成し、ルールに違反した場合はアラートを自動的に送信する、または自動的にアクションを実行するポリシーを作成することも可能です。