AppDynamicsモデルでは、ビジネスアプリケーションは通常、完全なアプリケーション環境を表します。ただし、異なるビジネスアプリケーションがサービスやインフラストラクチャ コンポーネントを共有することもあり得ます。

クロス アプリケーション フロー マップには、コントローラ内のビジネスアプリケーション間の依存関係および接点が表示されます。このページでは、クロス アプリケーション フロー マップについて説明します。

クロス アプリケーション フロー マップを表示するには、アカウントレベルの View Business Flow 権限がユーザに必要です。

クロス アプリケーション フロー マップへのアクセス

AppDynamics コントローラ UI の [Applications] タブでは、アカウント内のビジネスアプリケーションをさまざまなビュー(カードビュー、リストビュー、フロービュー)で表示できます。クロス アプリケーション フロー マップにアクセスするには、タブ内のフロービューのリンクをクリックします。

クロス アプリケーション フロー マップの使用

クロス アプリケーション フローを確認するには、コントローラ UI ホームページの [View All Applications] をクリックします。

Cross Application Flow

あるビジネスアプリケーションのコンテキストにおいて、別のアプリケーションへの呼び出しは終了コールとみなされます。他のアプリケーションがAppDynamicsでインストゥルメント化されたビジネスアプリケーションの場合、そのコールはクロスアプリケーションフローとして表示されます。具体例は「フローマップ」の「すべてのアプリケーション フローマップ」でご確認ください。

アプリケーションのすべてのユーザーが、関連するアプリケーションをフローマップで確認できます。ただし、関連するアプリケーションのメトリックやスナップショットへドリルダウンするには、関連するアプリケーションの表示権限がある役割を持つメンバーである必要があります。「カスタムロールの作成と管理」を参照してください。

コンポーネントまたはビジネスアプリケーションをフローマップに表示しない方法

クロス アプリケーション フロー マップでコンポーネントの右クリックメニューを使用して、バックエンドコンポーネント、アプリケーション、またはキューを非表示にすることができます。

Java エージェントで監視されるアプリケーションについては、以下のアプリケーション エージェント ノード プロパティを「false」に設定することで、ノードがクロス アプリケーション フローに転換されないよう除外できます。

support-cross-app-correlation=false 

このプロパティは、ダウンストリーム アプリケーションで設定する必要があります。また、クロス アプリケーション フローとして登録する外部アプリケーションからのコールを阻止します。 

たとえば、クロスアプリケーションの呼び出しを、別のアプリケーションの呼び出しではなく、呼び出し側アプリケーションのフローマップ(およびメトリックスキーム)でバックエンドコールとして表現する場合にこの方法を選択することができます。これにより、外部ビジネスアプリケーションティアとのやり取りを反映するメトリックデータが、バックエンドコールメトリックとして保持されます。

注意

ノードプロパティ support-cross-app-correlation=false は Java エージェントでのみ機能します。